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2017.06.08 Thursday

好きなことを嫌になるくらい愛したなら掴めるはず

twitterやfbにも書いたんでこちらでも。

なぜかうちの近所にあるコンビニでバイトすることになる夢を見たんだけど
店長にもっと愛想よくしようかと注意されてムカッときてじゃ辞めますとその場で帰ったという。
夢でも社会不適合者で思わず草なんだけど実際音楽以外の仕事は多分もうできないだろうな。

そう考えると2010年からずっと音楽の仕事だけで
一応生活できているのは今じゃ当たり前になってることだけどラッキーだなと思う。
もちろん有名人でも金持ちでもないけどさ、
音楽だけやってればいいというのはずっと昔から待ち望んでいた生活だったから。
仮に12時間寝ても12時間音楽できるし。

もちろん若い頃は武道館でライブするとか
トレントレズナーと仕事するとかというのを目標にしてたと思うんだけど
それよりも毎日音楽に触れて音楽の空気だけを吸うことが
自分にとってはまず大事な事にある時から気付いた。
そのためだったらその手段は問わなかったし仕事も選ばなかった。
だから今がある。

アーティストやバンドマンとして成功する。
多くの人が望む夢だけどそれだけに絞ると
どんなに才能があっても確率論として一気に無理ゲーになる。
でもそれ以外の選択肢もあれば形は違っても音楽と関われると思う。
あとはLUNASEAの歌詞じゃないけど好きなことを嫌になるくらい愛したなら掴めるはず。

またまたブログの更新サボってしまった。
書こう書こうとは思ってるんだけどついつい日々の忙しさに流されてしまう。
twitterはだいたい毎日やってるんでよかったらフォローしてください。
https://twitter.com/shinkai_kohtaro

14:16 | voice | - | -
2016.11.26 Saturday

邂逅

5歳の頃から10年ヴァイオリンをやってたわけですが
子供の頃はヴァイオリンどころか音楽すらも大嫌いでした。

でもそんな自分でも初めてこの曲いいなという曲があって
その曲を練習しているときは嫌いなヴァイオリンのレッスンが楽しかった記憶があります。
ただ子供の頃に弾いた曲なのでメロディは覚えていても
タイトルや作曲者が誰かずーと思い出せなかったんですね。

で、先日たまたまですけど
ヴィヴァルディの調和の霊感という作品を聴いているときに
小学生の頃いいと思った曲がスピーカーから流れてきて思わずビックリしました。

調和の霊感の第6番のa mollの一楽章です。
クラシックの中では超有名な曲ですけど
ヴィヴァルディは全然聴いてこなかったので
まさか小学生の頃弾いてたあの曲がヴィヴァルディの曲だったなんて思いもしなかったです(笑)。

でもこういう過去と繋がる邂逅の瞬間が
音楽をやっている中でも実は好きなトピックの一つだったりします。

そんなわけで最近はヴィヴァルディよく聴いています。
非常に名曲なので是非とも聴いてみてください。


07:02 | voice | - | -
2016.10.10 Monday

CDのクレジット

Twitterでも書いたことなんですが
欅坂46のアルバムが待ちきれないのでこれまでのシングルをツタヤで借りてしまいました。
で、CDのクレジット確認したらミックスに松本靖雄さんの名前が。
ちなみに個人的にBOOM BOOM SATELLITESの3枚目のドラムの音が
今でも最高だと思ってるんだけどその録りを松本さんが担当されています。


さらにサイレントマジョリティー通常盤の3曲目の担当に三好敏彦さんの名前もあって驚いた。

DJ KRUSHやdowny(4枚目は松本さんも参加してる)、
sleepy.abとか個人的に好きなアーティスト担当しているエンジニアで
音作りの仕方にかなり影響受けたので嬉しい発見。
ちなみにチャートに入ってるようなアーティストだと中島美嘉とかCHEMISTRYとかも実はやっている。
それとこれはプチ自慢なのですが三好さんの音作りで気になっていたことに関して
質問させていただいた機会が過去にあってその時のお話は今でも活きています。

正直日本のエンジニアで好きな人というのはそれほど多くないんだけど
今挙げたお二人は本当に数少ないフェイバリットな方々です。
何気なく聴いた音源でこれ誰々さんの音作りっぽいな〜と思って
ブックレット確認したらああやっぱりみたいな
伏線が回収される瞬間がたまらなく好きなので昔からクレジットはよく見ます。

でも色んな人と話してて思うんだけどみんなクレジットにあまり興味ないみたいで。
この手の話で盛り上がった経験なんてほぼ皆無です。
自分の好きな作品に対してどんな人が、どんな場所で作られたのか気にならないのかな。
一般リスナーの人たちはどうしても演者側にしか関心持たないのは仕方がないのかもしれないけど、
音楽をやっている人間がこの辺りに無関心なのは
音楽人としての態度としてちょっと不味いんじゃないかと思う以上に
とてつもない機会損失をしていると思う。

よくレッスンとかでも音楽何を聴いたらいいですか?
みたいな質問されるんだけどその質問が出る時点で
真剣に音楽を聴こうとしていないのがバレバレなんだよね。

だって自分の好きなアーティストのルーツであったり、
過去の作品のクレジット見ればヒントなんて山ほど転がっているじゃないか。

今だったら気になったキーワードがあったら検索すればすぐにグーグル様が答えてくれるし、
音源だって大抵はYoutubeとかで聴ける環境にある。
それを追いかけていったら時間がいくらあっても足りないくらいの音源が見つかるはず。

なのにその環境を有効活用せずに何を聴いたらわかりませんなんて言うのは
厳しい言い方だけど知的怠惰としか言いようがない。

と、言いたいところなんだけど最近はCDを買う行為自体がオワコンになっているので
クレジットの確認をしようがないという事情もある。
最近ハイレゾで音源をよく買うのですが音源は手に入ってもブックレットはない、
みたいなパターンが多いのでどんな人が作品作りに携わったのか
よくわからなくなってしまっている現状はそれで育ってきた人間としては非常に寂しいです。
個人的にはCDは消滅して全部ハイレゾになってもいいくらいに思ってるんだけど
この辺りはシステム的になんとかならないかなぁと思います。

で、話を欅坂46に戻すと個人的にはアイドルの中ではダントツに面白いと思います。
この曲とかAメロ、BメロはIV、V、VImあたりを中心とした
下手したらV系バンドマンが作りそうな雰囲気なのに
サビはアニソンもびっくりなトリッキーな転調でサビに向かう攻めた構成なのが面白い。

https://youtu.be/DeGkiItB9d8
坂道グループ全体に言えることなんだけど
AKBGよりも音楽面で攻めている印象があって個人的に好きですね。
今人気なのも頷けます。
ちなみに推しメンはセンターの平手友梨奈さんです。

乃木坂46のこの曲もBT(バクチクじゃないよ)っぽくて好き。

https://youtu.be/lz7VEdDKthk
ちなみに乃木坂46もハイレゾで作品出していて前作から
かなり音質的にもブラッシュアップしていて驚きました。
なので欅坂46のアルバムも是非ともハイレゾでリリースしてもらいたいです。
ちなみに乃木坂46の推しメンは寺田蘭世さんです。
あと堀未央奈さんも好き。

ってクレジットの話をするつもりがただのヲタブログになってしまったな(笑)。

03:50 | voice | - | -
2016.09.10 Saturday

プロになる方法

twitterやfbでも投稿した内容なのですが一応ブログでも。

教える仕事をやっているとどうやったらプロになれますか?
といった類の質問がトップにくるくらいよく聞かれるのですが
絶対にこうすればOKみたいな方法なんてない、というのが正直な所です。

音楽に限らず成功の仕方なんて髪型と同じで人それぞれ。
人気の芸能人の髪型が自分とフィットするとは限らないように
成功者のやり方が自分にフィットするとは限らない。
結局のところ自分で見つけていくしかない。
逆に上手くいかない人にはある程度共通点やパターンがあるのが面白いところ。

あとどういったプロになりたいのかと
目標が明確ではないのも上手くいかない人にありがちなパターンかな。
プロにも色々あってスキルを売りにする人、
スキルよりもキャラクターやタレント性を売りにする人など様々。
自分の適性とやりたいことのすり合わせをせずに漠然とプロを目指す人が多すぎる。

こういった人たちにありがちなのは
ぶっちゃけ音楽が好きでプロになりたいのではなくて、
単にプロというステータスが欲しいだけだったり、
社会や他人からの承認欲求を満たしたいだけだったりする。
でもそういう副次的なものを満たすだけなら
音楽以外にも成功率が高い選択肢、他にもあると思うんだけど。

みたいな話をレッスンでもよくするのですが
何度も同じような話をするのに正直疲れたので(笑)
そのうちブログやコラムでこの辺りの話、ちゃんと書こうと思います。

14:17 | voice | - | -
2016.06.26 Sunday

時代の空気

twitterでも書いたんだけどネット見てたらすごい曲発見してしまいました。

RADWIMPSのG行為という曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=sTCr27zujL8

RADWIMPSはこれまでちゃんと聴いたことなかったんですがちょっとビックリしました。
今ってこんな曲が普通にメジャーでリリースされていてしかもウケていると。
歌詞がこれまたスゴくてですね、
特に俺の世代〜一回り上くらいの世代は
大した結果や才覚を発揮していないのになぜか自己評価が高かったり、
自分への万能感を持ってる人がやたらと多い世代だと思います。

でもそんな自分が今世の中で埋もれていたり、負け組扱いされているのは、
単に本気を出さなかっただけであって本気さえ出せば余裕で結果出せたよと。
死ぬほど頑張って成功した人を批判したり、
死ぬほど頑張ったけれども夢破れた人や失敗した人を指差して笑っているわりには
肝心の自分は明日から本気出せばいいやと、
いつまでもチャレンジをせずに斜に構えているうちに年だけ食っちゃって詰んでいる人が
俺の世代〜一回り上の世代には多いんだけれども
そんな人たちの心理を見事なくらい皮肉っているんですね。

聴いていてある種の爽快感を感じるくらいリアルに響きました。

で、改めて思ったのは売れているアーティストというのは
必ずと言ってもいいくらい時代の空気が反映されている、ということです。
RADWIMPSのG行為もまさに現代ならではの空気を反映した世界観だし、
他にも「世界の終わり」なんてアーティスト名のバンドが
こんなにシーンで自然に受け入れられるのは
音楽の良し悪し以上に今の時代の空気感に合っているからというのが大きいと思います。

逆にあれだけ世の中を一世風靡したドリカムやユーミンや浜崎あゆみが
今ではオワコンや懐メロ扱いされてるのも時代の空気に合わなくなったからなんでしょうね。

実際に今の時代を表すキーワードは
Dreams Come TrueよりもSEKAI NO OWARIの方がしっくりくるでしょ。

なのでそういう意味でも自分の好き嫌いとかは抜きに
売れている音楽を聴くことはこれからの時代を探る意味でも大事だなと。
というわけで今度TSUTAYA行ったらまとめて借りてくることにします。

20:33 | voice | - | -
2016.05.01 Sunday

クリティカルエイジ

言語の世界にはクリティカルエイジというものがある。
ある年齢を超えると母国語以外をネイティブ並みに習得するのが難しいというラインだ。
音楽の世界にもクリティカルエイジはあって一番有名なのは絶対音感。
5、6歳までに音楽教育を受けないと身につかないと言われている。

他にも演奏家の世界にもクリティカルエイジは存在する。
クラシックの世界では(特にピアノやバイオリンなど)
プロになる見込みのない生徒には小学生や中学生の時点で
師匠からプロは諦めろと死刑宣告されるのも珍しくない。
努力さえすれば夢は叶うなんて夢物語と一蹴される厳しい世界だ

ただ個人的には作曲にはクリティカルエイジはないと思う。
これは自分自身がそうだし、実際に教えていてもそう感じる。
作曲は言語や演奏と違ってフィジカルな部分にあまり依存しないから
割と遅くから始めてもやる気さえあれば案外モノになるのだと思う。

実際にプロの人でもレイトスターターの人は少なくない。

なので興味のある人はもう歳だからとか言わずに
今からでも全然遅くないので是非ともチャレンジしてもらいたいと個人的には思っています。

でも逆を言うとでも年齢や肉体のハンデがない分、
もともとその人が持っているモノがより問われる事になると思う。
つまり言語や演奏のように年齢を理由にした言い訳の類はほとんど通用しない事を意味する。

なのでどちらにしても簡単な世界ではないのは確かだけれども
スタートする年齢に依存しないのは救いかなと。

01:18 | voice | - | -
2016.02.20 Saturday

キモイマン

twitterやfbにも書いたんだけどなかなか評判が良かったのでこちらでも。

音楽と恋愛って似てる部分がかなりあると思っていて
異性との出会いを作るには
日々色んな人との接点を持つ積極性が必要なように
人に聴いてもらいたい、仕事にしたいと思うのなら
待ちではなくこっちからコンタクトをとる攻めの姿勢が必要なのは
おそらく誰しもが納得するところだと思う。

でも恋愛において「こいつないな」と思われたら次はない。
特に女性は厳しくて一度でも「キモイマン」認定されたら
そこから挽回するのはかなりのムリゲーになるw
音楽も同じで一度でもリスナーやクライアントに
「こいつないな」と思われたら
もう一度聴いてもらえる可能性は限りなくゼロに近くなる。

たまに曲をアップしても全然反応がないみたいな悩み相談されるんだけど
最低限のマーケティングをしていて
それで反応がないようならイヤな事を言うようですが
「キモイマン」か「いい人」認定されているという事です。

酷なようだけどこれが現実だと思う。

00:33 | voice | - | -
2015.12.31 Thursday

2015年を振り返って

ブログ書こう書こうと思って随分と長い間放置してしまいました。
間違いなく今年最後のブログになると思うのでこれまでサボってた分、久々にがっつり書こうと思います。

まず今年に関してはレッスンで多くの出会いがあったのは収穫でした。
基本的に俺のレッスンはガチな人が来てくれるのですが
年々、その濃さが増しているように思います。
特に女性の生徒さんが増えたのが大きいな〜
今年はモテ期なんじゃないかってくらい本当に女性の生徒さんが増えたし、
実際今年入門してくれた人の半分は女性です。
一時は本当に男しかいなかったのでいっその事、
男性限定のレッスンにしようかとも思ってた時期もありましたが
判断を誤らなくてよかったです(笑)。

あとは動画の方も順調に伸びてます。
チャンネル全体で100000回再生を超え、チャンネル登録者も1500人目前。

ちょうど3年前にアップしたモーダルインターチェンジの動画も50000回超えました。

新しい動画は残念ながら今年中には間に合わなかったので来年に乞うご期待。

あとは個人的に勉強しているクラシックの作曲、音楽理論が非常に面白くなってきました。
ポピュラーやジャズとこんなところで接点があったのかと思いきや
全く違う部分もあったりビックリすることもがありますが
子供の頃は大嫌いだったクラシックにこの歳になってハマるとは思いませんでした。
今もそれなりに勉強はしていますが
来年はより本腰を入れて取り組もうと思ってますので
新規の生徒さんの募集をどこかのタイミングで一度停止するかもしれません。
生徒さんが増えるのは嬉しいことですが
自分の勉強の時間がなくなったら本末転倒ですからね。
なので興味のある方はお早めにどうぞ。
http://kohtaro.com/wp/lesson/

というのが表向きのまとめだけど今年は災難が多かったな〜
もう漫画なんじゃないかってくらい色々遭った(笑)。

まず音楽用に使っているMacProのHDDがクラッシュ。
不幸中の幸いかクラッシュの数日前にバックアップを取っていたので
大した被害はなかったのですが
HDDと同時になぜかオーディオインターフェイスが壊れるといった謎のコンボが発動!

それなりに高い機材だったので正直かなり痛かったですが
結構長い間使ってたのでまあ時期が来たんでしょう。
というわけで早急に買い替えの必要があったわけですが
今ってインターフェイスの規格の過渡期なんですよね。

今年になってやっとThunderboltのオーディオインターフェイスに
ハイエンドなモデルが登場しましたが
うちの旧MacProだと残念ながらそもそもThunderboltが使えない。
かといって今の時期に2013年のゴミ箱MacProを買うのもリスキーだし、
FireWireのインターフェイスなんてもっとありえないし、
かといって安物のインターフェイスでは音的に耐えられないので
数日間、考えに考えてAntelope AudioのPure2を購入。

これはAD/DAコンバータ兼クロックジェネレーターですが
簡易的なUSBのオーディオインターフェイスとしての機能も付いているので
Macを買い替えるまではこちらをインターフェイスにして
後々、これだ!という新しいオーディオインターフェイスを購入したら
AD/DA兼クロックとして組み合わせるのが現状ではベストかなぁと。

なんだけどショップから届いたPure2がまさかの初期不良で電源が入らない!
新しい機材を箱から出してるプロセスって
女の人の服を脱がせるのと似たドキドキ感があると思うのですが、
そのドキドキが裏切られた時のガッカリ感はどちらも言葉にならない(笑)。
速攻ショップに持ち込んで幸いにもメーカーからデモ機を借りることができましたが
数日間お預け状態だったのはキツかったな〜

ちなみに似たようなことは他にもあって
買ったばかりの自転車がちょっと目を離した隙に盗まれてしまい、
新しく買い換えた自転車が初期不良で買って数日でパンクしました。
こちらもショップに持ち込んで無償修理してもらいましたが釈然としませんでしたね〜
基本的に人の物を盗む輩は最低ですが特に自転車泥棒と傘泥棒はマジで死んでほしい。

あ、肝心のPure2ですが音的には非常にいい感じです。
2010年代の音がする(笑)。
が、結構シビアなので音源によっては聴くのが辛くなってしまったものがあるし
モニタリング環境を今一度見直す必要があるかな〜と感じています。
このあたりはこれ以上書くとかなり長くなるので別の機会に。

他にもMBPをうっかりぶつけて凹ましたり

買ったばかりのイヤホンをなくしたりと
9月からは呪われてるんじゃないかってくらい災難続きでした。

でもやはり今年一番の出来事といえば9月に父が亡くなったことです。
2年前に癌が見つかり手術自体は成功。
その後の経過も順調だったのですが転移が認められ
夏の終わりに入院してから三週間経たないうちに亡くなりました。
医師から宣告された余命よりもずっと早く。
癌が見つかってからいつかはこんな日が来るのは覚悟してましたが
こんなに早くいなくなるなんて思ってもみなかった。

家がクリスチャンなので葬儀等はキリスト教形式で執り行い奏楽はもちろん俺が担当しました。
また献花の時にはまだ表に出していない自分の曲を弾かせてもらいました。

が、無力だなって思いました。

自分でも特に前夜式の方はこれまでの人生の中でも会心の出来と言ってもいいくらい
演奏の質は良かったと思うし、参列してくれた人が何人も涙を流しながら聴いてくれた。

でも音楽が出来てよかったなんて1ミリも思わなかった。
被災地に行った時にも同じようなことを思いましたが
あまりにも残酷な現実や理不尽な出来事の前には
どうしてこんなにも音楽は無力なのか。

正確には俺の音楽は無力と書くのが正しいのかもしれない。

葬儀からしばらく経っている今でもあの時の無力感は消えないし、
多分これから先もずっと付き合っていくのだろうと思います。

ただ一つ個人的に救われた出来事があって。

父が亡くなってからもレッスンの仕事は休まず通常通り行いました。
葬儀が執り行われるまでの期間もです。
これは決して俺自身がプロ意識が高いからでも
人格的にデキる人だからではありません。

もちろん自分の都合でレッスンをキャンセルしたくない気持ちはありましたが
それ以上にレッスンをしている方が精神的には楽だったのが本当のところです。
少なくともレッスンをしている最中は父の死のことは頭から消えた。

でも父が亡くなった日や葬儀や前夜式の日などで
どうしても休まざるを得ない日もありました。

なのでその日にレッスンが入っていた生徒さんには事情を話して
別日に変更させてもらったのですが
ある生徒さんから振替したレッスンの時にお花代をいただきました。

もちろんこんなのもらえませんと言いました。
でもその生徒さんから
「僕も父を亡くしているので。もらってください」と。

その生徒さんはどちらかというと寡黙な方で
レッスンとは関係のない世間話をしたり、
一緒に飲みに行ったりという関係ではありません。

でも自分のプライベートな話を打ち明けてくれたばかりか
俺たち家族のことも気にかけてくれた。

思わずジーンときてしまいましたね。

他にも心配をしてくれたり、
逆にいつもと変わらず接してくれた生徒さんが何人かいます。
個別に名前は出しませんがそのような関係性を築けたことを感謝していますし
レッスンで自分がやってきたことは間違いではなかったと思いました。
その感謝はレッスンの中で返していきたいと思います。

それでは来年もよろしくお願いしますということで
久々のブログはこの辺りにしようかと思います。

よいお年を。

17:12 | voice | - | -
2015.11.04 Wednesday

不問律

和声課題ができるページという事で下のサイトがTLで流れてきた。
https://www.senzoku-online.jp/wasei/

まだ試してみてないけどこういったツールで出来るのは
せいぜい禁則のチェックくらいでこれで課題を解いたからといって
本当の意味で和声はできるようにはならないと思う。
仮に禁則がなくても和音の響きが空虚だから、
ソプラノやバスの動きが美しくないからといった理由で
NGになってしまうことが少なくない。

ぶっちゃけただ禁則に引っかからないだけなら誰でもできると思う。
でもそこに+クラシックの様式的な意味での美しさも求められるから和声は難しい。
しかもそれは本には載っていない不問律だったりするから
こればっかりは優秀な先生につかないと習得できないと思うのが個人的な考え。
で、しかもそれは厄介なことに言語化するのが
非常に困難なのでそもそも本とかに書きようがない。
こういう部分が独学で作曲を学ぼうとする人の大きな壁の一つなのかなと。

なので個人的にはこんなサイトでちまちま課題解いてないで
優秀な先生にさっさと習いに行きやがれ、と思うわけだけれども。

でもこんな言語化が困難な不問律は
別にクラシックに限った話ではなくてありとあらゆるジャンルに存在する。
例えばロックでも最高のロックを聴いた時に個人的には思わず音に勃起する感覚がするんだけど(笑)
これって歪んだギターに激しいビートさえ乗れば表現できるとかそんな類でもない。
同じコード進行、同じ楽器編成でもビンビンになるロックもあれば、
逆に明らかに勃たないロックもあるわけです。
もちろん両者を分かつ原因には個人の好みというも大きいけれど、
同時にロックの不問律が抑えられているかどうかも大きいと思っていて。
それを掴むことができる人がいわゆるセンスのいい人です。

だからクラシックの作曲の勉強するようになって
想像以上にセンスの領域が多いのにはビックリした。
音楽理論は一応学問の枠組みに入るみたいだけど、
でも個人的には技術という言葉の方が適切だと思う。
学者よりも職人の世界の領域というか。
こういう領域をコンピューターが担うのはまだまだ時間がかかりそうな気がします。
ま、そんな時代が来るのも楽しみではあるけれど。

19:29 | voice | - | -
2015.10.23 Friday

芸を磨く事

改めて思うけど芸を磨く事と職業訓練や資格取得のための勉強は似て非なるものだなと。
もちろん芸を磨いていった結果、
仕事につながればラッキーだけど
日々の練習や音楽のレッスンを
職業訓練や資格取得と同じようなノリで取り組むのは危険だと思う。
そもそも芸を磨く事=金を稼ぐためのスキルではない。
結構この辺りを勘違いしているプロ志望の人は多い。

これまではたまたま芸を磨いていったら仕事にもなっちゃった、
みたいな音楽家にとってラッキーな現象が成立していたけれど、
これからプロとしてやっていくのであれば
芸を磨く事と金を稼ぐためのスキル、
この水と油のような2つの能力を同時にこなせるようにならないと厳しいのかなぁと。

もちろん芸を磨く道から降りて金を稼ぐ事に特化しているプロもいると思うけどね。
逆に畑を耕しながら芸を磨くという道もアリだと思う。

03:10 | voice | - | -

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