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2018.06.10 Sunday

第一回Extendグループレッスン

もう先週のことになりますが
初のエクステンドのグループレッスンを行いました。

エクステンドに関してはこちらのブログを見て欲しいのですが
http://blog.kohtaro.com/?eid=279
要はレッスンのカリキュラムを終えた人向けの上級クラスです。

ずっと彼ら向けのレッスンを行いたいと思ってたのですが
やっと先週それが実現しました。

ここまで時間がかかってしまったのは色々理由があるのですが
一番は会場としてふさわしいところがなかったのが大きかったと思います。

一般の会議室だと音響面に難があったり、
キーボードなど楽器のレンタルができないのが基本だし
リハスタだと今度はホワイトボードやプロジェクターが使えない所がほとんど。

が、都内某所に音響面もOKかつ楽器のレンタル化、
しかもホワイトボードもプロジェクターも使える夢のような会場がありまして
そのおかげで今回のグループレッスンが実現できました。
それがどこかを教えてしまうと
次回以降の予約がしにくくなりそうなのでここでは控えますが
もしどこか気になる関係者の方は直接聞いてもらえればこっそり教えます。

で、今回どんな内容なのかという全員にあるお題を出しまして
それに対して参加者全員が曲作り、そしてプレゼンという形です。

今回はある楽曲から抜粋したコード進行を使って
それを元に各自制作してもらいました。

それを全ての発表が終わった後に
当日ネタバラシ&原曲のアナライズという流れです。

もちろんお題のコード進行であれば楽曲のジャンル、テンポ、キー、編成は自由。
またどの部分をイントロ、Aメロ、Bメロ、サビなどととるかも自由ですし
(もちろんそのまま使うのもアリ)
構成を入れ替えたり、例えばBを二回繰り返したり、
オリジナルのイントロやソロ、アウトロなどを追加するのもアリ。

その他、元のコード進行を壊さない範囲であれば
新たなコードを挿入する、違うコードに差し替える、
トライアド化する(もしくは4和音化する)、
ドミナントのコードをII-V化、裏コード化する、
ベースを変える、スケールチェンジする、
シンコペーション、キメのブレイク、変拍子、
一週目と二週目ではコードを変える、
新たな小節の追加、転調するなどのカスタマイズも可。

ただしお題のコード進行は全て使って制作。
それと会場の時間の関係もありますので
楽曲のサイズは5分以内というルールで行いました。

全員が同じ条件下でしかもシンプルな進行をお題としたので
どのような楽曲が集まるのか予想がつきませんでしたが
王道的なJ-POPもあればV系もアニソンも
さらに劇版系や純粋なダンスミュージックまで
それぞれの音楽性が存分に活かされた
バラエティ豊かな楽曲が集まりました。

基本的にレッスンではカリキュラム的には
全員同じことを教えていますし、
元ネタとなるコード進行も同じなのに
蓋を開けてみると見事に方向性がバラバラだったのには
参加者全員が驚いていました。

特に個人的に嬉しかったのは楽曲の内容以外にも
それぞれがちゃんと自分の楽曲について
どのような点にこだわって製作したのか、
理論的にどのようなアプローチや構造になっているのかを
ちゃんと自分の言葉で語れていたところですね。

プロとアマチュアの差というのは色々あると思うのですが
個人的に思うのはプロのクリエイターというのは
「なんとなく」や「テキトー」を許容せず
ちゃんと自分の意思を持って制作できているかどうか、
自分の言葉で語れるかどうかは非常に重要な点だと思っています。

もちろんそれぞれまだまだ音楽的には課題となるところはありますが
想像以上に堂々と自分の音楽を自分の言葉でプレゼンして
そしてそれに対しての自発的な質疑応答の現場を見ながら
これまでレッスンで間違ったことを教えてこなかったという
講師として確かな手応えを確認できました。

ちなみに女性の参加者も若干名いたのですが
最近Youtubeのアナリティクスを見て見たら
視聴者の99%が男性で女性はなんと0.5%という衝撃の結果が!
(残りの0.5%は何者なのか気になります)

一時は女性の生徒さんも増えて脱男塾化したと思っていたのですが
ここ最近確かにまた男塾寄りに傾いているのはぶっちゃけ事実です(笑)。
ただ少ないながらもちゃんと女性の生徒さんもいますよという証明と
これからもっと女性の生徒さんが増えるようにという願いも込めて
ある女性の生徒さんが準備しているところを撮影させていただきました。
(Oさん撮影感謝です。)

そして全ての楽曲の発表が終わった後に元ネタのネタバラシ。

あまりにも意外すぎる元ネタに全員の心の中で
「はぁ〜...」というため息が聞こえた気がしました(笑)。

今回主役は彼らなので自分のアナライズや総評はサクッと終えて打ち上げ会場に。

グループレッスンでの感想を言い合ったり、
それぞれの楽曲を聴かせあったり、
連絡先を交換したりする光景をお酒を片手に見ながら
ここでの交流がきっかけでコラボとかしたりとかしたら面白いかなと思いました。

元々は2、3時間程度の予定でしたが結果的には4時間以上も盛り上がったし
打ち上げ後も、何人かはある生徒さんの自宅に凸して
二次会に突入するくらい親睦も深めていたようで
自分と生徒さんだけで人間関係が完結していたという
レッスンの問題はこれで解決できたと思うし
企画して良かったと心から思いました。

間違いなく日本でトップレベルに
濃い作曲のコミュニティを形成できてるという手応えがあるので
今後も継続してこのグループレッスンは行って行きたいと思います。

参加した皆様、お疲れ様でした。
今年中にまた第二回をやりましょう。

01:29 | lesson | - | -
2018.03.03 Saturday

2017年エクステンド活動報告

やっとクソ忙しい時期がひと段落したので
生存報告を兼ねたブログ更新をしようと思います。

実はちょこちょこブログでも書いていたのですが
去年からレッスンでエクステンドというクラスを正式に設立しました。

内容としてはエクステンドの人向けのより実践を重視したレッスンや
エクステンド限定での勉強会、講座、交流会を行っています。

設立した理由としては過去のこちらのブログを読んでいただきたいのですが
http://blog.kohtaro.com/?eid=269
基本的に音楽のレッスンというのは一対一のプライベートレッスンが
スキルの習得という面を考えれば一番効率的で効果的だと思っています。

が、難点が一つあって。
それは人間関係が生徒と講師で完結してしまうところですね。

実際に音楽をやっていくのならスキルがあることは大事ですが
同時に人とのつながりやふれあいというのも無視できません。
他の音楽家との交流を通して得られる刺激も
音楽家としての成長のためには非常に大事。
しかも作曲の場合はプレイヤーと違って
今の時代は良くも悪くも一人で出来ちゃうので
一人ぼっちになりやすい傾向があります。

これまでも
「どうやったら音楽関係の人と出会えますか」
とちょこちょこ相談されたりしたので
なんとか交流の機会を設けたいなとは思ってました。

なのである程度の期間習ってくれて、
かつ人間的に信用できると踏んだ人には
自分の音楽関係者の飲み会などに来てもらったことが
過去にあったのですがこれが思った以上の良い感触があって。

自分をハブとしてこれまで接点のなかったつながりが
目の前で形成されていく場面は見ていて非常に面白かったし、
参加してくれた生徒さんも
みんなが口々に楽しかった、刺激になったと言ってくれました。

これはアルコールなしの純粋な音楽的な集まりもあった方がいいと判断し、
まだ完璧な形ではないのですが
去年から裏メニューというかテスト的に始めることにしたのが
エクステンドの設立の理由の一つです。

で、今日のブログは去年2017年のエクステンドの活動報告です。
本当はもっと早くにしたかったんですが忙しすぎて今になってしまったという...
なので結構記憶が曖昧なところもありますが頑張って書いていこうと思います。

ちなみにこういう集まりは希望者のみ参加なので決して強制ではありません。
交流する機会は自分の方でなんとかするからスキルさえ学べればそれでいいという生徒さんもいますし
(過去に自分が師匠に習っていた頃はそんなスタンスでした)
各々のスタイルに合わせて参加してもらってますのでそこはご安心を。

まず第一弾は4月に東京藝術大学の千住キャンパスにて行われた
日本音楽学会支部横断企画 シンポジウム&ワークショップ
「映画音楽とコンピュータ・テクノロジー」
というワークショップに行って来ました。

これはもともとプライベートで行こうと思っていたワークショップだったのですが
せっかくだから生徒さんも一緒に参加すると
良い勉強と交流の機会にもなると思いましたので
声をかけたところ割と反応があったので参加希望の生徒さんたちと行って来ました。

武満徹の音楽についてのアカデミックな考察から
現場で仕事している作曲家の方のワークフローや作業環境、
代理店の方による最近のソフトウェア事情など
映画音楽だけでなく作曲やっている人にとっては
非常に興味深いトピックで面白かったです。

で、ワークショップ後はもちろん打ち上げ。
わりと初対面同士の人が多かったので
最初はみんな人見知りが発動して正直困ったなぁと思ったのですが
酒が入って来たり、途中である女性の生徒さんが合流したあたりから盛り上がって来ました。
やはり酒と女性のパワーは偉大ですね。
ただうっかり写真を撮り忘れてしまったのが悔やまれます。
店を出る頃には昔からの友達のように意気投合していたのが印象的でした。

そして第二弾は6月にブルーノート東京行われたマリアシュナイダーの最終日の公演に行って来ました。

マリアシュナイダーは個人的に非常に影響を受けた女性の作曲家で過去のブログでも書いています。
http://blog.kohtaro.com/?eid=180

実際にレッスンでも彼女の曲は何曲も参考曲や分析の対象としていて
うちのレッスンをきっかけにハマった人は何人もいますので
多分日本におけるマリアシュナイダーのCDの売り上げにかなり貢献してると思います(笑)。

確かSNSの告知か広告かなんかで来日を知って速攻行こうと決めましたが
こちらも藝大のワークショップと同じく生徒さんと行くと
より楽しめると思ったので声をかけたところ
かなり反響があったのでこちらもみんなと行く事にしました。

で、会場が青山にあるブルーノート東京という事で
開演がわりと遅めだったので渋谷のRock oN Companyに開演前に行って来ました。

http://www.miroc.co.jp

音楽制作では有名なお店ですが
意外と行ったことがない人がレッスンの前後で話していて多いと感じたので
ブルーノートからも近いしいい機会かなと。

みんなそれぞれ興味のある機材を試聴、試奏したり、購入している中、
生徒のU君がロックオンで注文を承けているSound Cubeという
高級音楽用PCを見積もりしまして
後日、購入するという漢を見せたのにはビックリしました。

個人的にはずっと前から気になっていた
ECLIPSEのTD-M1というスピーカーを試せたのが収穫でした。
http://www.eclipse-td.com/products/td-m1/index.html

今はムジークのRL906という自分でもいうのもなんですが
極上のモニタースピーカーを使っていて
音的な不満はなくてもたま〜に気分を変えたい時もあるわけです。

なので以前から評判の良さを耳にしていたので
噂のTD-M1がどんなもんなのかなと思ってたのですが
実際に聴いてみるとその理由も良くわかりました。
解像度が高くてとにかく音の立ち上がりがいい。
この立ち上がり方は個人的に衝撃的でした。

なのでセカンドモニターとして充分使えると思ったし、
多分10万以内で買える中では相当いい部類に入ると思います。
聴き専の人や初めてモニター買う人にもおすすめです。

そしてその後はブルーノート東京に移動。

今回ジャズであったり、ジャズクラブでのライブを観るのが初という人が多かったので
みんなブルーノートの雰囲気に圧倒されていましたね。
ちなみにブルーノートは出演者も音響もサービスも国内でも一流の会場だと思います。
音楽をやる人間としてはやはり音楽の世界の一流を知る必要があると思っていて
それを実際に肌感覚で体感、体験するのは大事な事です。
こういうのは通常のレッスンはなかなか伝えられないので
今回のような機会というのはとても貴重だなと思いましたし
だからこそのエクステンドというのもあります。

そしてテーブル席に着席して乾杯。

ブルーノートオリジナルのワインなんてのもあります。

そしてついに開演。
席はちょうどステージの真右だったので全体像は見えませんでしたが
その分、マリアの指揮であったり、プレイヤーの手元が見えたのでよかったです。

セットリストはうろ覚えだけどこんな感じ。

1. Concert in the garden
2. El Viento
3. The Pretty Road
4. Nimbus
5. Spartacus
6. Cerulean Skie

個人的には1曲目が「Concert in the garden」だったのが嬉しかったですね。
レッスンでも扱っている曲なので曲がスタートした途端、
思わずみんなで顔を見合わせました。

3曲目の「The Pretty Road」は正直個人的にはそれほど好きな曲ではなかったんですが
ライブで聴いたらスゴい良くてしばらくずっとこの曲ばかり聴いてました。
やっぱりライブでイメージ変わる曲ってありますよね。

そしてラストの「Cerulean Skie」もレッスンで扱ってる曲で
マリアシュナイダーの音楽全般に言える事ですが
ベースの動きは調性音楽っぽくてもそこで聴こえる響きは調性音楽ではないのが面白い。
コードネーム化が難しい響きというか。
でも音楽的には破綻してなくて聴きやすい。
要はモーダルって事なんだけどレッスンでやったことを
実際に本場のトップのプレイヤーの生演奏で体験できるのは本当に素晴らしい機会でした。

終演後、なんとサイン会が実施されるとのことで
持参してきたCerulean Skieのスコアにサインしてもらいました。
まさかスコアを持ってくる人間がいるとは思わなかったみたいで
「オーマイゴッド!」と言われました(笑)。
実際に会ってみると意外に小柄な方でやはり美人でした。
もうこのサインは一生の家宝にします。

でもその日の公演の感謝の気持ちをマトモに英語で伝えられなかったのは心残りでした。
音楽的にも聞いてみたい質問もたくさんあったのに。
こういう時英語できたらなと本当に思います。

そして会場を出て帰路についたわけですが
みんなほとんど言葉を交わさなかったのが印象的でした。
要はあまりにも素晴らしい公演だったので
感想を言おうにも言葉が追いついてこないんですね。
正直料金的にはかなりの割高でしたが
金額以上の感動を得られたと思ってますので非常にいい機会でした。

次の来日の際にはまたみんなで行きたいと思います。

そして第三弾は10月に横浜のモーションブルーで行われた
濱瀬元彦 The ELF Ensemble with 菊地成孔の公演にこれまた生徒さんたちと行ってきました。

濱瀬さんもマリアシュナイダーと同じく以前ブログに書いたことがあるのですが
http://blog.kohtaro.com/?eid=91
多分2010年以降で一番衝撃を受けた音楽家です。

濱瀬さんはベーシストとしてだけでなく、
作曲家、音楽理論家、教育者としても一流の方で
個人的に音楽家としてのあり方として僭越ながら目標とさせていただいている方です。

たまに
「kohtaroさんって誰が目標なんですか?」
とか
「何を目指してるんですか?」
と質問されることがありますがその目指している先に間違いなく濱瀬元彦さんがいます。

お前なんかが濱瀬元彦の名前出すなよw
と笑われてしまうかもしれませんがやはり目標は高く持ちたいので。

うちのレッスンの特徴として俺がリアルタイムに興味があったり、
影響を受けたアーティストの話を割とレッスンの前後や最中に話したりするのですが
自分でもいうのもなんですがそのチョイスというか目利きとしての感度はかなり高い方だと思っています。
実際それがレッスンを受講する目当ての一つと言ってくれる人もいるくらいで。

当然その中にも濱瀬元彦さんがいましたので
マリアシュナイダーと同じくレッスンきっかけに濱瀬元彦さんにハマった生徒さんは結構います。

ちなみに以前、濱瀬さんのライブは個人的に行ったことがありまして
あまりの演奏力の高さに圧倒されました。

なのでこれは是非生徒さんたちにも体感してもらいたいと思い声をかけて行くことにしました。

今回モーションブルーということでわりと近所の会場だったのですが実は行くのは初めて。
ブルーノートの系列(?)というのもあって
こちらも高級感があって音響もサービスも内装、雰囲気もいい感じ。

開演前に軽く乾杯。

で、肝心のライブでしたがやはり凄まじいの一言。
濱瀬さんだけでなく他のパートも国内トップレベルの演奏家の方々なのでアンサンブルとして完璧。
The ELF Ensembleのスゴいところは打ち込みっぽい音も同期とか使わないで全部人力なところ。
こういうコンセプトのバンドやグループってわりといると思うけど
ここまで演奏が完璧なアンサンブルは他にないと思う。
ある意味打ち込みよりも生演奏の方が完璧という変な現象が起きてしまってる。
実際数年前に観た時よりもさらに進化しているし
そして菊地成孔さんのMCは相変わらず面白い(笑)。

楽器が上手いってどういうことなんだろうという人は是非観て行って欲しいですね。
これが一つの答えだっていう。
あと数年観ない間に新曲も増えてきたようなのでまた音源は是非リリースして欲しいところ。

そして終演後はマリアシュナイダーと同じくみんな言葉が出ませんでした(笑)。
やはり素晴らしい音楽は言葉を超越するんですね。

こちらもまた次回も行きたいですね〜

そして第四弾に多摩美術大学での
「マカームとラーガ2」〜即興演奏の技法〜
という講座に行ってきました。

ちなみにマカームとはアラブ音楽でいうところのモード、
ラーガはインド音楽のモードのことを意味します。
つまりアラブ、インド音楽におけるモードを使用した即興演奏についてのレクチャーです。

個人的にアラブ音楽やインド音楽は非常に興味がある分野で
本当に機会があれば専門的に学んでみたいくらいなんですね。

ちなみにアラブ音楽の音楽理論に関してはこちらが詳しいです。
http://www.arab-music.com/theory.html

こちらの本もおすすめ。


上記のHPや本の著者の方が参加している
ル・クラブ・バシュラフのライブも以前行ったことがあります。
ちなみにその時のお客さんは自分含めてたったの三人だったのですが(笑)
音楽的には非常に面白いので是非下記のYoutube動画をご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=9zW5JPXnC3Y

実は以前もこのようなテーマの講座はあったのですが
その時はスケジュール的に塞がっていて泣く泣く諦めた記憶があります。

なので今回こそは絶対に行かなければと思ったわけですが
レッスンの生徒さんも一緒に参加すると
良い勉強と交流の機会になると思ったのと
時期的にも年末ということで
講座の後に忘年会を行うのもいいかと思い
エクステンドの対象じゃない生徒さんにも
今回は声をかけて結構な人数で参加させてもらいました。

講座の内容に関してはかなり記憶が薄れてしまっているのですが
アラブ音楽とインド音楽の共通点、違う点などを
講師の方がディスカッションしながら進めて行く形で興味深かったです。
そしてヨーロッパのクラシック音楽との違いなども面白かったです。

個人的に面白いな〜と思ったのは
調性音楽においてはメジャー(長調)とマイナー(短調)という
二つの世界を軸にしていているのはこのブログを読んでるような方ならご存知だと思います。
ちなみに何を持ってメジャーかマイナーかと分けるかというと
ルートから数えて3番目の音が長3度だとメジャー、短3度だとマイナーとなります。
これはスケールもコードも同じ。
多分多くの人がルートから数えて短3度にある音を同時に鳴らしただけで
「悲しい」とか「暗い」といったイメージを連想すると思います。

ただアラブ音楽では「歓迎」や「喜び」を表現している楽曲なのに
使用しているマカーム(モード)に
ルートから数えて短3度の音が普通に存在しているのは
感覚や感性の違いと言われればそれまでですが興味深かったです。
なので本当機会があったらじっくり学んでみたいと改めて思いました。

ちなみに多摩美は今回初めて行きましたがいい学校でした。
アクセスがちょっとアレですが
(多分橋本に降りたのも人生初です)
芸術を学ぶ場としては最高の環境だと思いました。
仮に美術をやっていたら通ってみたかったな〜と思うくらいで。
著名なアーティストやクリエイターを数多く排出しているのも納得です。

そして講座後、予約していた駅前の忘年会の会場に移動。
時期が時期ということで冗談抜きに10件以上電話してやっと抑えたお店です。
わりと早めの時期に電話したはずなのにどこもいっぱいだったのでビックリしました。
次からはもっと早く予約しないと。

人数が多くて席が二つに分かれてしまいましたが
でも随時移動し合えば問題なし。
インスタ映えしそうな女性にウケそうなお洒落な内装のお店で楽しく飲めました。

が、話の内容は
電源やクロックで音が変わるとかキックのピッチの合わせ方とか
ブラックフライデーやクリスマスのセールに買った、買う予定のプラグインとか
CUBASEとNuendoの違いとか
クラブミュージックのジャンル分けの定義についてなどなど
女子力やインスタ映えのかけらもなかったのが残念でしたね(笑)。

初対面の人も多い中、あっという間に意気投合したのはよかったです。

そのあと飲み足らず、二次会に移動したのですが
全員が進んで参加したのにどれだけ楽しかったのかがよく現れていると思いますし
飲み会後、お互い連絡先を交換して
今では普通にSNSとかで交流しているところを見ると企画してよかったな〜と思います。

というのが2017年のエクステンドの主な活動報告となるわけですが
反省点としては俺主体でのグループワークを行えなかったことですね。
今のところだとkohtaroの興味のある講座やコンサートにただ生徒を連れて行っただけじゃないか、
という感じだと思うので(笑)
(もちろんこれも大事なことだと思ってます)
今年こそは何かしら行いたいと思いますので皆様楽しみにしていてください。

それとこれとは別に個人レッスンの形で
より実践的なレッスンを行っているのもエクステンドの特徴です。
どんな内容なのか気になる方は個別に問い合わせてください。

はあ、久々の長文。疲れた〜

01:50 | lesson | - | -
2017.06.21 Wednesday

音楽理論の勉強はなぜ必要なのか

よく音楽の世界でセンスが良いと呼ばれる人がいる。
で、そのセンスというのを突き詰めていくと要は耳の良さなんだよね。
いわゆるソルフェージュ的な能力も
何を音楽的かを判断する審美眼(耳)も含めて耳が良い。
たまに理論や譜面の読み書きも一切できないのにプロになったりするのはこの手のタイプです。

ただ残念ながらほとんどの人がそれに該当しないし、巷のプロの多くもそれは同じ。
そこで天才タイプの耳の良さと渡り合うために必要なのが音楽理論なのだと思う。
理論の勉強を通していかに自分の耳をセンスを
天才レベルまで鍛えるのかという界王拳的な発想で関わると一気に世界が開ける。

たまに理論を勉強したのにイマイチ実践に結びつかないという人いるけど
ほとんどの場合は耳を使ってないし、鍛えてもいない。
それでは厳しいこと言うようだけど
この先、何年勉強しても実際の音楽には活かせるようにはならないと思う。
音楽理論は一応学問の枠組みに入るみたいだけど個人的には技術だと思っている。
なので面倒なようだけど一音一音を出して
自分の耳で音を味わいながら学ばないと勉強したうちに入らない。

というのがなぜ音楽理論の勉強が必要なのかという自分なりの回答です。
なので自分の音楽を既に思い通りにコントロールできている自覚があれば
勉強なんかせずにそのまま突き進めばいいし、
限界を感じていたり、さらに耳の良さやセンスを拡張したいのなら勉強すればいい。

21:34 | lesson | - | -
2017.01.23 Monday

裏メニュー始めます

今年初のレッスンの卒業生が出ましたのでいつもの恒例の食事に行ってきました。

入門した時はまだ19歳で2年近く通ってくれました。
元々ある程度実力がある人でしたが
非常に素直な性格だったのでスポンジのような吸収力でメキメキ上達しました。
これからプロ活動に向けて頑張っていくようなのでこれからが非常に楽しみです。

で、ここからちょっとしたお知らせ。

これまでレッスンに関してはカリキュラムを終えたら卒業ということで
あとは自分で頑張ってね、というスタンスでいました。

自分自身が過去そういうスタンスで習ってたし、
これまでレッスンで使っていたお金や時間を
他のことにまわしてもらった方が本人にとっても有益だと思っていたからです。

ただ何人かの生徒さんから仮にカリキュラムが終わったとしても
レッスンには通い続けたいという声をもらいました。

これまで卒業した人の中にはプロになったり、
それに準ずる人も少なからずいるのですが
中には教える仕事を始めた人も出始めました。

でもいきなり自分の一人の力だけやっていくのは不安だし
要は困った時の駆け込み寺みたいな場所が欲しいようなんですね。

これは自分自身も経験があったので非常に良くわかります。

が、もう一つ意外な理由もあって。
それは音楽的なコミュニティや場、接点をなくしたくないと。

確かにレッスンではプロやプロを目指すバリバリ音楽活動をしている人も割といるのですが
アマチュアとして仕事を持ちながら音楽と関わっている人もいます。
特にそういうタイプの人はレッスン以外で音楽関係の人と関わる機会がないパターンが多い。

今はネットで誰でも自由に作品を公開できる時代ですが
やはりリアルの世界でも音楽活動していないと
音楽関係のつながりが持ちにくいのも事実。

特に作曲の場合はプレイヤーと違って一人ぼっちになりやすいし
多くのアマチュアの人は社会人モードと音楽人モードを切り替えて生活しているはずなので
学校や職場で思いっきり音楽関係の話で盛り上がれることもそうはないと思います。

でもそういう人もレッスンで俺と音楽の話をすることが
実は楽しみの一つだったと話してくれて。
基本的にレッスンではスキル以外に関しては
ノータッチというスタンスで行ってきたのでそういった声が出たのは自分でも意外でした。

ですのでまだテスト的な段階ではあるのですが
レッスンのカリキュラムを修了、もしくはそれに準ずる人を対象とした
エクステンドなコースというのも裏メニュー的に設けることにしました。

内容としてはもう新たに何かを教えてもらうとかではなく
その人にあった課題を出して
それを次回のレッスン時に共に推敲、検討するというスタイルです。

例えば指定された楽曲の分析であったり、
ヴォーカルトラックだけ渡してアレンジも込みで作ってきてもらったり、
様々なジャンルのミックスの素材を渡してマスタリングまでやってきてもらったり、
その他レッスンでは日々研究&アップデートを繰り返しているので
そこで新たに生まれたメソッドやエクササイズも伝えたりとか色々できることがあると思います。

もちろん自分のプライベートな作品の意見やアドバイスも希望があれば行います。

あとこれはまだ構想中の段階なのですが
メインのカリキュラムを終えた人のみを対象とした
グループレッスンや勉強会も不定期に行うのも面白そうです。

グループレッスンだとどうしても受講者のレベルにバラツキがあるので
どんなに面白い内容をやったとしても習得にムラができてしまいます。
なのでレッスンでも一対一のプライベートレッスンのスタイルにこだわっているのですが
アドバンスなところまで教えた人たちには
その辺りの心配が無用なのは俺が一番よくわかっているし、
ある程度のレベルの人間しかいないのでお互いの切磋琢磨にもなるかなと。

そこでそれぞれの楽曲の試聴会や批評、意見交換なんかもできればさらに面白そうです。
これまでも飲み会的な集まりは何度か企画していますが
純粋な音楽的な交流の場もあった方がいいとは感じていたのでちょうど良かったです。

ただこの段階になると月に2回も通わなくていいと思うので
月1、もしくはそれ以下の不定期というペースにしたいと思います。
ですので対象の方で興味のある方は個別に問い合わせてください。

という感じで実はリアルのレッスンが結構忙しいのと
自分自身の作曲の勉強も忙しいので
Youtubeの動画もブログも最近あまり更新しなくなってしまいました。

そんな感じなので最近レッスンまだやっているかどうか問い合わせのメールが届きました(笑)。
やはりネットで定期的に情報発信しないとそうなっちゃいますよね。

安心してください(これもう死語かもしれない)、レッスンやっていますよ。
リアルのレッスンは日々メソッドを更新して進化しています。

もちろん動画も更新したいし、ブログももっと書きたいですが
どうしても目の前の事、人を優先せざるを得ないので
興味ある人は直接来てください。
http://kohtaro.com/wp/lesson/

15:48 | lesson | - | -
2016.12.27 Tuesday

Bm7(b5)の使われ方

Key=C majorとしてBm7(b5)、VIIm7(b5)というのは
ファンクション的にはドミナントに分類される。
理由とはしてコードトーンにトライトーン(Key=CではFとB)が含まれているから、
そしてG7(9)のルートを抜くとBm7(b5)にもなる。

が、実際ドミナントの代理コードとして使われることは
ポピュラー音楽ではあまりなくて
ほとんどの場合は平行調であるKey=A minorのサブドミナントのIIm7(b5)、
つまり平行調への移動のきっかけとして使われることが多い。
鍵盤弾いてみればわかるけどBm7(b5)を弾いた瞬間にE7へII-Vしたくなる。

なので理論的にはドミナントなんだけど
実際のところはサブドミナント的な使われ方が多い。
ここが教科書と現場の違いでもある。
ただあくまでその傾向があると言うことだけであって
必ずしもそれに従わなければいけないわけではない。
あくまで使用頻度が高い定番の使われ方というだけです。

個人的にこれ面白いなと使われ方としては涼宮ハルヒの「冒険でしょでしょ」かな。


「過去になった今日の今が奇跡〜」
(動画だと1分10秒くらいから)

の歌詞のIV、IIIm、IIm、I、VIIm7(b5)、bVIIMaj7の順次進行で
経過コードしてVIIm7(b5)が使われているところ。
初めて見たときは上手いな〜と思いました。

結構アニソンってコード進行面白いので勉強になります。
が、最近の若い子ってハルヒ知らないのね。
若者とのジェネレーションギャップに驚いている今日この頃です。

PS
Youtubeのチャンネル登録が2000人を超えた感謝と記念という事で
期間限定でキャンペーンを行っています。
レッスンに興味のある方はこの機会に入門をご検討ください。
今年中に連絡をくれた方に関しては
受講が来年からとしてもキャンペーンが適用されます。
詳細はこちら。
http://kohtaro.com/wp/lesson/campaign/

19:36 | lesson | - | -
2016.11.01 Tuesday

2000人斬り記念のキャンペーンやります

先日ついにYoutubeのチャンネル登録が2000人を超えました!

1000人の時もビックリしましたが2000人ですよ、2000人。
あまりにも忙しくてシン動画が作れてないのは
我ながら残念ですがここまでくると本当感慨深いですね。

その感謝と2000人斬り達成の記念という事で久々に期間限定のキャンペーンを行います。

詳細はこちら!

・キャンペーン内容
キャンペーン期間中に使える音楽理論の動画を観て感想を送って入門された場合、
初回の月のレッスンを一回分無料で追加します。
例:月2回の場合、初回の月のみ月2回の料金で一回分レッスンを無料で追加して計3回、
以降は通常通り月2回に戻ります。
動画はこちらのページから無料で観れます。
http://www.youtube.com/user/kohtarooffical

・期間
2016/11/1~2016/12/31まで

・申し込み方法
HPのお問い合わせのページにあるフォームの件名にレッスン希望と入力し
本文か返信で送られる記入フォームに「使える音楽理論」の感想を送ってください。
現在アップされている動画のどれでもかまいません。

もし内容的に難しかったり、よくわからなかった場合、
どのあたりが難しくてわからなかったのか、
こんな内容の動画を観てみたいなどの意見も可とします。
http://kohtaro.com/wp/lesson/contact/

ただし「あ」とか「面白かったです」のような
やる気が見えなかったり、小並感(小学生並みの感想)なメールは
問答無用で落としますので本気の方のみ送ってください。
熱いメッセージ待ってます!

今回久々のキャンペーンとなったわけですが
おそらく次回やるとしたら当分先になるかと思いますので
レッスンに興味のある方はこの機会に入門をご検討ください。

17:50 | lesson | - | -
2016.05.31 Tuesday

卒業生の声

先日、レッスンのカリキュラムを修了した卒業生が出ました。

そこでレッスンのアンケートをお願いしてHPにも掲載させていただいたのですが
http://kohtaro.com/wp/lesson/student/
それとは別にレッスンに関しての個人的な感想やお礼のメールもいただきました。
その内容にあまりにも感激してしまい、
思わず全世界に向けて自慢したくなったので
本人の許可も頂いてブログに転載させてもらうことにしました。

いただいた内容をほぼそのままコピペしましたが
個人情報に関わるところだけや
スペースの都合で改行の必要があるところはこちらで微調整しています。

以下、いただいたメール。
________________________
おはようございます。
レッスンではお世話になりました、Hです。

ご連絡いただいたアンケートの件と、
レッスンを通しての感想のようなものをつらつらと書かせていただきました。
(アンケートの回答は、感想の後とさせてもらいました。)

あらためまして、レッスンありがとうございました!
メールを見返したのですが、2014年の1月からお世話になっておりました。
最初にプロフィールということで、無駄に長いメールをお送りしたのを覚えております。
あの時は、オーダーとして「あなたの音楽経験、音楽への情熱を見せてください」
ということかなと思い、あの時点で出せるすべてを出しました。
結果的に半生を振り返るような内容で、「自分は音楽と共に生きてきたのだなぁ」と
再確認できる良い機会にもなりました。
(超長文にお付き合いさせてしまい、すみませんでした。。)

あの頃とくらべて、情熱はまったく衰えていませんし、
音楽との距離も少し縮められたかと思っています。
正確には、縮まったというよりとても鮮明になったような気がします。
ただ単純に好きだ!というだけでなく、好きだからこういうことが
できるし、できるようになりたいというか。
告白するだけじゃなくて、次の休みのデートプランまで用意してあるような?(笑)
そういう意味では、前は距離そのものがよく分かっていなくて、
今はまだまだ遠くにあるけど、糸口はなんとなく分かってきたような
そんな印象を抱いております。

正直、カリキュラムは確かに終わったかと思うのですが、
まだまだ教えていただいたことが、生かせてはいないと思います。
実用面を重視された内容だったとは思うのですが、
ぜんぜん私の実力が追いついていないし、追いついたらこんなものじゃないとも思っています。
今見えない音・絞りだせない音がまだまだあるはずです。
理論編→実践編ってなればよいのにな~とは正直思いましたが、
それは今後ガッツリ活動していくことで、お見せいたします。

私はステージ上だと踊らずにはいられなくて、
それを見た人に「なんで踊るの?習ってたの?」と聞かれるのですが、
「学生時代に競技ダンスしてました」と答えるとだいたい納得してもらえます。
ですが、私がステージで踊らざる負えないことは、
学生時代の部活とは何の関係もないです。
大音量でかっこいい音楽が鳴ってたら、
普通踊るでしょ?踊らなきゃもったいなくない?っていうのが本当の回答です。
だからと言って、学生時代に毎日練習してたことが影響していないかというと、
まったくそんなことはなくて、それまで我流でしかやってこなかったものに、
芯を通してくれた、バリエーションを教えてくれたということは、
かけがえのない体験であり、列記とした財産です。
改めて、作曲を習ったことについて考えてみたときに、
最初に思い至ったのが、このダンスの経験でした。
Kohtaroさんも前に言われてましたが、習わなくとも曲を作ることはできますし、
私も作り続けていたとは思います。

でも、理論を体系づけて、初歩のインターバルからアドバンスのモーダルまで、
演習踏まえて教えていただいことは、本当に価値のある体験だったと思います。
無数に存在する音のつながり・組み合わせの中で、芯となる型を教えていただきました。
(実際、曲を作っていて詰まった時は、テキスト見返しています。)
きっとこの感覚は、今後制作を続けていく中でもっと実感できるのだろうなぁと
期待しております。

レッスン後のお話の時間も面白くて、
音楽のお話、業界のお話、他の生徒さんのお話など
どれも本当に刺激的でした。(笑)
(それもあって、今後も通い続けられたらなぁ・・・と思っていました。)
そして、色々と考えさせられました。
いびつかもしれないけれど、皆さん音楽してるんだなぁと。
自分の音楽の密度は、いかほどのものなのだろう、、と。
そういうことも含め、昨日のお昼のときに言われていた、
「音楽バカが楽しめる場所」にて、伸び伸びと過ごさせてもらったのだろうなぁと
思っております。

あとは、期間としては短かったですが、
ミックス編はかなり得るものが大きかったです。
プラグインの効果的な使い方・選び方って、今は情報が多すぎて、
混乱してしまうかと思います。
こちらもひとつの型を学ぶことができました。
実習通して音がみるみる変わっていくのは、とてもエキサイティングな体験でした。

あまり関係のない話ですが、歌の教室のほうでも、
私が3年以上習っていた講師が教室を辞めることになりまして。
その人とは今後もそれなりに顔を合わせる機会はありそうなのですが、
その人から歌を習うことは今後はなくなります。
期せずしてこの5月で、師事していた方々と距離が離れていってしまうというのは、
巣立ちの季節というか、運命的なものを感じざるおえません。
時が満ちた(Time has come!)、ということと解釈し、
今後はアウトプットに、重点を置いて生きていきたいと考えております。
(仕事に飲まれず、言い訳にせず。。)

レッスンのほうは修了となりますが、
今後も制作・活動方針等でご相談させてもらうことが
きっとあると思いますので、その際はどうぞよろしくお願いします。
Kohtaroさんの音楽家としてのエッジが、
ますます研ぎ澄まされていくことを期待しております。
そして、お忙しそうですがやはり飲みたいですね(笑)

最後まで長々と失礼しました。
二年半の間、本当にありがとうございました。
________________________

以上、です。

いかがでしょうか?
思わず自慢したくなった理由よく分かると思います(笑)。

よく俺のレッスンは分かりやすいと言ってもらうことが多いですが
正直これまでカリキュラムを最後までやりきった人はそうは多くありません。
いくらわかりやすくレッスンをしてはいてもアドバンスな段階になったら難易度は上がるし、
そして何より大人になったら音楽自体を続けるのが現実的に困難になるからです。
これはプロとかアマとか関係なしにです。

特に30を過ぎると仕事の都合、家庭の都合、健康上の都合などで
どんなに本人にやる気があっても音楽から離れざるを得ないのはよくある話だし、
これまでそんな人を何人も見てきました。

音楽やっていて辛いと思うことはそんなにはないですが
自分が関わっていた人がレッスンどころか、
音楽から離れるところを見るのは何度見ても慣れないし、辛いです。

なので決してプロやプロ志向の人だけでなく
現実の社会や生活と折り合いをつけながら
アマチュアとして音楽を続けるというのはそれだけでスゴいことなのです。

今回の卒業生の彼も仕事を持ちながらアマチュアとして音楽と関わっています。

仕事をしながら音楽をやるのは時間的、体力的にも大変だし、
何より真剣にやればやるほど周りから白い目で見られるであろうことは容易に想像がつきます。
俺もフリーターを8年やってプロになったので
仕事をしながら音楽をやることの大変さはよくわかっているつもりです。
「仕事でもないのに何マジになってんの?」みたいな目や言葉は嫌なくらい浴びたし、
そこから抜け出すために20代は死ぬほど頑張りました。
プロになりさえすればこーゆーバカと会話しなくて済むと思ったから。

俺がレッスンをしているのはもちろん仕事だからとか、
スキルを伝えたいからとかもありますが
同時に「音楽バカが集まる場」を作りたいからというのも大きい理由だったりします。

仮にプライベートではどんなに音楽や音楽が好きな自分を否定されたとしても
音楽への情熱を100%ぶつけられる
音楽バカの音楽バカによる音楽バカのための
場や時間がもっと世の中にあってもいいのではないかと思うからです。

なので知識や技術を教えるだけの
カスタマーセンターや受験予備校のようなレッスンではなく
これからも音楽バカが集う場であるという初心を忘れずに頑張っていきたいと思っています。

ただこれまでレッスンで一緒に過ごした時間であったり、
もらったメールを見る限りきっと大丈夫であると信じていますし、
そして何よりプロフィールを送る際、
指示されてもいないのにワードで10枚以上ビッシリ書いて送るような
情熱と粘り強さの持ち主なので(笑)余計な心配は無用でしょう。

これまで月に二回顔を合わすのが習慣で
それがこれから先なくなるのは寂しいのは本音ですが
彼のこれからの検討を祈って送り出したいと思います。

これまでお疲れ様でした。
そしてこれからも頑張って!

PS
最終レッスン後はいつものカレー屋に一緒に行ってきました。
もちろん俺の奢り。レッスン修了の裏特典です。
肝心のカレーは撮り忘れたのでデザートのアイスをパシャりと。

お土産でいただいたワインも美味でした。感謝!

18:44 | lesson | - | -
2016.05.07 Saturday

Giant steps


https://www.youtube.com/watch?v=2kotK9FNEYU&spfreload=10
ポピュラー音楽の歴史の中で調性の範囲で
できることの限界ラインの一つにコルトレーンの「Giant steps」がある。
あまりにもめまぐるしくキーが変わるので難曲と呼ばれているんだけど
理論的な仕組みを知ると実はなんてことがなかったりする。

この曲は3トニックシステムと呼ばれる技法(通称コルトレーンチェンジ)で出来ている。
オクターブの間を3分割して、分割したポイントをI(トニック)として
そこに対するVやII-Vを持ってきてるだけ。

ただあまりにもテンポが早いのと
キーもめまぐるしく変わるので演奏するのは結構大変だし
当時の名手と呼ばれるプレイヤーも面喰らうくらい難易度が高かったよう。
ピアノソロとか相当戸惑っているのが聴いてて伝わってくる。

ただ傾向と対策をすれば正直誰でも攻略可能だったするし
現代のミュージシャンとしては常識として身につけておきたいところだけど
コード進行のパワーがあまりにも強すぎて
どんなメロディやフレーズを持ってきても
Giant stepsの域を超えるのが難しいというのが個人的な見解かな。

音楽をマトモにやってる人なら聴いただけで
「あ、コルトレーンチェンジやってるな」
ってわかっちゃうくらいわかりやすいし
正直プレイヤーやミュージシャン同士のセッションや
レッスンや教則本の課題曲くらいでしか使い道がないのが難点。

ただ音楽理論がなければ間違いなく存在しえなかった曲であると思うし、
奇しくも同じ時期にマイルスの「Kind of Blue」が発表されて
モーダルというシステムにジャズがシフトしていったのは面白いと思う。
そういう意味で言えば音楽の歴史において非常に価値のある曲だと思います。

ちなみに余談ですがその後、コルトレーンも「impressions」でモーダルを取り入れますが
楽曲の構造が「So What?」と全く同じなのは笑える。

で、現代では調性音楽もモーダルも、
さらにブルースもミックスした
創作料理みたいな音楽もたくさんあるのでシステム的には超複雑だったりします。

さらにJ-POPの曲で厳密にはコルトレーンチェンジではないんですが
これを応用した技法が使われている楽曲があってあれには驚いたかな。

と、普段レッスンでしか話さないような(それも上級者向けの)
マニアックなこと書いてみました。
より詳しいことを知りたい方はいつでもレッスンへどうぞ。
http://kohtaro.com/wp/lesson/



PS
HPにてレッスン生の声というのを紹介しています。
ここに載せているのはこれまで受講してくれた一部の声なのですが
それでもこれまでいろんな方が通ってくれたな〜と思います。
今年に入ってしばらく更新してなかったので新たに4人の方の声を追加しました。
皆さん一年以上受講してくれています。

10代でプロを目指す将来有望なNさん、
はるばる埼玉から通ってくれているHさん、
就活で忙しいなかレッスンも頑張ってくれているRさん、
過去にS本龍一氏のラジオで自身の楽曲がオンエアされた実績のあるKさんの4人です。

ページの下4人分が今回追加した分となります。
レッスンに興味のある方は是非ご覧ください。
http://kohtaro.com/wp/lesson/student/

09:59 | lesson | - | -
2015.05.09 Saturday

ある生徒さんの質問

かなり久々のブログ更新(笑)。

実はGW中に以前レッスンに通ってくれていた生徒さんからメールで質問がきました。
基本的にレッスン中はもちろんのこと
修了や退会後も一定期間内であれば
あまりにもくだらなすぎる質問以外は返答しているのですが
なかなか興味深い質問でしたので
生徒さんの方の許可もいただきブログでシェアさせていただくことにしました。

ただある程度理論を学んだ方以外はチンプンカンプンだと思いますので悪しからず(笑)。

・生徒さんの質問
大変ご無沙汰しております。
実は今、連休を使ってバンドのレコーディングをしているのですが
ちょっと問題が発生しております。

例の外国人のバンドメンバーと一緒にやっているのですが、
あるメンバーがレコーディングの最中に突然私の作った曲について

「CMaj7において♭13thというテンションは
一般的には不協和音とされているがその理由を説明せよ。
またCMaj7(♭13th)というコードが仮に使えるのだとしたら
その理論的な根拠と音楽的にどのように使えるのか具体例も示せ」

とかホザキはじめておりまして録音が中断しております。

この質問になんとか答えようとしたのですが、
勉強をしばらくしていなかったために
すっかり音楽理論の脳みそが起動せず
このままうまく説明できないと
私の曲がボツになる可能性もあるので大変焦っております。

先生、もしよろしければこの外人を黙らせる答えをお願いできますでしょうか?

本当にずうずうしいお願いで心苦しいです。

頼る人がいないので先生に泣きつきました。
よろしくお願いします。


・kohtaroの返答
kohtaroです。
ご無沙汰しております。

色々大変そうですが(笑)
充実した音楽活動させているようで何よりです。

以下、僕なりの回答になります。

>>CMaj7において♭13というテンションは
一般的には不協和音とされているがその理由を説明せよ。

一般的にCMaj7というコードから連想されるローマ数字はIMaj7及びIVMaj7、
コードスケール(モード)はアイオニアンとリディアンです。
なぜならCMaj7でアイオニアンなら
当然ながらKey=Cからのコードと考えるので
構成音はC,D,E,F,G,A.Bでテンションが9th=D、13th=Aとなります。
( Fはアヴォイドです)

CMaj7でリディアンなら元ネタがKey=GのIVのコードなので
構成音がC,D,E,F#,G,A.Bとなりテンションが9th=D、#11th=F#、13th=Aとなります。

そしてMaj7で13thではなく♭13thが普通は連想されないのは
単純にアイオニアン及びリディアンのスケール上に♭13、
Cから数えてのA♭が存在し得ないからですね。
(もう既にAのナチュラルが存在しているので)

いわゆる経過音としてメロディで使われることがあっても
ハーモニーを構成する音としては選択されることは普通はありません。

>>またCMaj7(♭13th)というコードが仮に使えるのだとしたら
その理論的な根拠と音楽的にどのように使えるのか具体例も示せ

ただし上に書いたのはあくまで一般論でありもう少し解釈を広げてみると
Maj7で♭13thが選択される可能性は十分あり得ます。

それはハーモニックメジャー(和声的長音階)を使った場合です。
実はこれは僕のレッスンでもアドバンスな段階にならないと触れないスケールなのですが
添付した画像を見ればわかりますようにメジャースケールと比較すると
6番目の音が半音下がってC,D,E,F,G,A♭,B,となっています。
ハーモニックマイナーの短3度が長3度になったとも言えますね。

ですのでここから持ってきたと解釈するとCMaj7(♭13)というのは全然ありになります。
(ちなみにモードはアイオニアン♭6と呼ばれます)

ただ世の中の使用頻度的にはそれほどないですね(笑)。
僕が聴いた中だとポピュラー音楽では
マリアシュナイダーのようなコンテンポラリーなジャズであったり
映画音楽や変態的なポップスくらいしか耳にする機会はそうはないのではないでしょうか?

でも神秘的なちょっとエスニックな匂いもして僕は結構好きなスケールだったりします。

もう一つ解釈の可能性をあげると♭13を#5と見る可能性です。
その場合はCMaj7(#5)つまりオーグメントのコードになります。
コードトーンはC,E,G#,Bです

その場合はAのハーモニックマイナー及び
Aメロディックマイナーの三番目から持ってきたということになります。

ちなみにハーモニックマイナーならC,D,E,F,G#,A,Bでアイオニアン#5、
メロディックマイナーならC,D,E,F#,G#,A,Bでリディアンオーグメントとなります。

使用頻度としてはリディアンオーグメントの方が高いと個人的には思いますが
これも正直マリアシュナイダーくらいでしか耳にしません(笑)。

あとは確かラヴェルも使っていたような…

ですのでここまで選択肢を広げればCMaj7(♭13)も十分ありえると思います。
ただ正直クセがあり聴きやすいサウンドではないので
使いこなすにはそれなりにセンスが要求されるとは思いますが
ハマったらなかなかかっこいいと思います。

ちょっとメールの文面ですとこのくらいの説明が限度なので
これ以上は対面じゃないと心苦しいのですが
今の問題の解決のヒントに少しでも役立てば幸いです。

以上、僕からの回答になります。

と、いった感じなのですが結果的には
生徒さんのメンバーの方にも質問の内容を伝えることができ、
曲の方もボツにならなくて済んだようです(笑)。
めでたし、めでたしですね。

さらにお礼のメールには

「勉強はちゃんと続けないといけないと強く実感いたしました」

と書いてくれたのは嬉しかったです。

一つのコードに対してここまで向き合える人は世の中そうは多くないですし
もちろん本人の資質も大きいですが
間違ったことをレッスン教えてこなかったという確認にもなったからです。
今は事情があってレッスンから離れていますが
また機会があれば是非レッスンさせていただきたいなと思います。

その時には以前教えていた頃よりもさらに濃い内容をレッスンできるよう
自分自身も精進あるのみです。

それと生徒さんにはハーモニックメジャーを使った譜例も渡しましたが
今回のブログではあえてその箇所は省かせてもらいました。
なので気になる人は体験レッスンへどうぞ(笑)。

そうそう、レッスンの方ですが今月よりお得な平日割りというのができました。
時間の都合のつきやすい方、平日休みの方は是非ご検討ください。
http://kohtaro.com/wp/lesson/

19:01 | lesson | - | -
2015.02.05 Thursday

久々の卒業

先日、久々の卒業生となったレッスン生とレッスン後に食事へ。
たま〜にtwitterとかでつぶやいている
味は最高なんだけどそれ以外(店の雰囲気や接客)は
微妙なイタリアンへ行ってきました。

ちなみにうちのレッスンではメインカリキュラムをやり切ると
卒業記念に俺に飯を奢ってもらえるという裏特典があります(笑)。
(なので現在受講している方々は卒業目指してがんばってください)

今回久々の卒業生となる彼も入門当初はまだ10代後半だったんですが
早いものでこの春で大学卒業、そして就職します。
だいたい2年半以上3年未満くらい師事してくれたのかな。

うちのレッスン生でも若い方ですが
下手なプロよりも理論に対する深い理解があるし
作曲に関しても少なくとも同世代では相手になる人は
そうはいないくらい成長してくれたと思う。
あと足りないのは機材と経験くらい。

ただ彼の場合は全然若いし伸びしろがまだまだある。
就職しても当然音楽は続けていくようだし
今後彼がどのような音楽を作っていくのか個人的にも楽しみだったりしています。

おそらく今年は卒業生となる人が何人も出てくるようなタイミングだと思います。
なので卒業するたびにいちいちブログに報告してたんではキリがないので
今回で卒業生に関しての記事は控えておこうと思いますが
ただ俺が全然無名で(今でも有名人でもなんでもないけど)
今よりも教える技術も音楽の知識も未熟で
生徒数も片手で数えられるくらいしかいなかった
講師として駆け出しの頃から習ってくれた人たちには
特別扱いをするわけじゃないけど感謝であったり、感慨深いものがあります。

講師としても、一人のミュージシャンとしても彼の今後の検討を祈ります。

ちなみにレッスン後に食事したお店はこんな感じ。

一応ダイエット中で外食禁止してたんだけど今日くらいはいいでしょってことで。
そうは言っても糖質制限していたので
俺はパスタは泣く泣く諦めて肉料理をオーダー。
確か鹿の肉のステーキだったかな?
多分生まれて初めて食べた気がするけど美味しかったです。
本当ここは味に関しては最高なんだよな、味に関しては(笑)。

PS
前にもお知らせしましたが
2015/2/1~2015/3/31までの期間限定で
使える音楽理論の感想や意見を送って期間内に入門された方に限り、
初回の月のレッスンを一回分無料で追加するキャンペーンをやってます!
またキャンペーン終了後はレッスン料金が値上がりしますので
レッスンに興味のある方は是非ご検討ください。

詳細はこちら。
http://kohtaro.com/wp/lesson/campaign/

00:06 | lesson | - | -

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