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2013.01.12 Saturday

salyu/landamark

Salyu,小林武史
トイズファクトリー
¥ 1,764
(2005-06-15)

何年か前にやってたブログでもsalyuのことは書いた気がするんですがまた改めて書いてみようと思います。
実はこのアルバムがある意味自分のターニングポイントの一つだったりします。
salyuの中でもダントツに好きなアルバムですね。

知ってる人は知ってると思うけど元々俺はJ-POPが大嫌いだった。
V系に傾倒したのだってもちろん好きだからって言うのもあったけど
それと同時に当時のチャート系ばかり聴いてるヤツらや風潮へのアンチテーゼというのもあった。
そのV系もだんだんとJ-POP、J-ROCK化してきたので
だんだんと洋楽にシフトチェンジしていったのが10代の頃の自分の音楽遍歴。

20代になってもそれはあまり変わらなかったんだけど
そろそろ真剣にプロになるのを意識し始めた26、7の頃に
音楽を仕事にするんならお勉強も兼ねてJ-POPも聴かなきゃいけないのかな〜ということで
TSUTAYAで何気にレンタルした中にあったのがこのアルバム。

最初は単なるお勉強のつもりで聴いてみたんだけどもう完全にハマってしまって。
まずsalyuの声の存在感に圧倒された。
J-POPにありがちなレコード会社が用意した歌のうまいお姉ちゃんが歌ってます!みたいな
商品臭さというかインダストリーな感じが一切ない。
人間じゃない違う生き物みたいな声。
こういうヴォーカリストいたらマジで組みたいな〜
アルバム毎にどんどん上手くなっているし限界を感じないのがスゴい。
ここまで好きとスゴいが同居しているヴォーカリストは外人含めてもほとんどいないです。

そして楽曲もJ-POPにありがちな安易さやインスタント感が一切ない。
このアルバムに関しては捨て曲なんてないんじゃないかな。
それまで自分の中にあったJ-POPのイメージが覆させられた。
なんでこれがJ-POPに分類されてるのって思ったし
勝手なイメージで長年J-POPに対してフィルターにかけてたことに気づかされた。
もちろんしょーもないアーティストや曲もたくさんあるけど
なんか随分と機会損失してたんだな〜と。
それ以降だんだんと他のJ-POPのアーティストのCDも聴くようになって今に至るって感じ。
随分と回り道したけどその分人と違ったフォーカスでJ-POPを聴けてると思います。

それと小林武史のコードワークもツボ。
salyuに限らずミスチルとかでもそうだけど良い意味で教科書っぽいんだよね。
脳筋バンドマンの曲にありがちな薄っぺらさがなくて
ちゃんと勉強したんだなというのがアナライズするとすぐにわかる。
「Valon-1」のイントロのコードワークなんて聴いてて惚れ惚れする。
サウンド的には基本的にオーソドックスなタイプなんだけど
コードだったり、メロディとかでたまに変態的、知能犯的なことをこっそりやってるから面白い。
なのでレッスンでも小林武史関連はネタに使わせてもらっています。

昔の俺みたいにJ-POPなんて死んでも聴かないぜ!というタイプや
音楽マニアを自認する人にこそ聴いてもらいたいです。
もしこのアルバムが気に入ったらLily Chou Chouやsalyu x salyuもオススメです。

15:32 | Review | - | -

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