2013.07.02 Tuesday
使える音楽理論 海の見える街(魔女の宅急便)アナライズ編1
http://www.youtube.com/watch?v=-_rY7ex-lvI
お待たせしました。
前回のモーダルインターチェンジから半年…
ついに使える音楽理論の第二弾の動画を公開しました!
ちなみに今回から使える音楽理論講座から「使える音楽理論」に名称を変更しました。
なんか講座と書くと堅苦しい感じがしたので。
今回のテーマは魔女の宅急便の名曲
「海の見える街/久石譲」のアナライズ(楽曲分析)です。
名曲の正体を音楽理論の側面から分析しています。
オケはおなじみのiReal bを使用しています。
今回も空き時間にちょいちょい作業したので時間はかかりましたが
前回よりはスムーズに進んだかな。
ナレーションも前回よりは上手く出来たような気がする(笑)。
以前はコラムに書いた「ポピュラー音楽理論とは?」を
第二弾の使える音楽理論の動画にしようかと思っていたのですが
ちょっと内容的に難しい気がしたので
急遽そちらはコラム化して既存曲のアナライズを第二弾に変更しました。
なぜ今回「海の見える街」をテーマにしたのかというと
もちろん俺自身がジブリの音楽が好きだって言うのも大きいのですが
前回のような具体的な音楽理論のテクニックよりも
実際の楽曲のなかで理論がどう使われているのかを話した方が伝わりやすいかと思ったからです。
もちろん#IVm7(b5)やラインクリシェ、オンコード(分数コード)などの
具体的な音楽理論のテクニックの他、
Led Zeppelinの名曲「天国への階段/Stairway To Heaven」「Kashmir」も
参考曲として紹介したりノリとしては前回と近いのですが
今回の動画では何を使っているのか以上に、
理論をどう使っているのか、ということに重点を置いています。
よく名曲は感性と偶然が生んだ奇跡、のように語られることが多いですが
プロの作品は実はかなり計算して作られていたり、システマティッックな面があります。
久石さんの著書である「感動を作れますか?」でも
「自分独自の感覚だけでゼロからすべてを創造することなんてあり得ない」
と言い切っている。
よく理論を学ぶと自由に曲が書けなくなるとか個性がなくなるみたいな誤解が
世の中に蔓延している気がするんですが決してそんなことはない。
むしろ理論を学ぶことで感覚や感性だけでは見えない音楽の側面や可能性が見えることが
このアナライズの動画を通して少しでも伝わればいいかなと思ってます。
ただ全部をやろうとすると長くなりそうなので複数回に分けることにしました。
今回の動画を観てもし面白かったらtwitter、Facebook、mixi、ブログなどでシェアや紹介してもらえると感謝!
もしこの動画を観て続きが気になって仕方のない人や、
次回のアップまで待てない人はもう直接習いにきてください(笑)。
http://kohtaro.com/wp/lesson/
http://www.youtube.com/watch?v=-_rY7ex-lvI