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2014.01.30 Thursday

プロミュージシャンになれる確率

あるギタリスト、講師の方の本で書いてあったんだけど
プロミュージシャンって弁護士になるよりも確率が低いんだって。
司法試験って一日5時間以上勉強する生活を
4、5年続けて受かるかどうからしいんだけど
一日5時間以上音楽やる生活を4、5年続けたくらいでプロになれたんなら
確かに誰も苦労しないよね。

なので俺もレッスンでプロを目指す人にはこの話を使わせていただいています。

プロになるには弁護士になる以上の努力量が求められることと
音楽業界が他の業界と比べていかに市場が小さいかみたいな話もして

「それでもやる?」と。

だいたいみんな顔が真っ青になるけど(笑)。
そういう意味で俺はあまり優しい講師ではないと思う。

でもこういった現実を無視して
「君には無限の可能性がある!」
とか
「俺にさえ習えばプロになれるよ」
とか言うのって無責任だなと。

もちろんそれでプロになろうがなれなかろうが
それはその人の自己責任なんだけど
音楽業界や芸能界が経済規模が小さいくせに
やたらとセレブなイメージを持ち出して
情弱を釣ったり、夢見るドリーマーを量産して
お金儲けしちゃっている一面があるのも事実だから
「自分にも出来る!」
とか
「社会のヒエラルキーのトップに立てるんじゃないか」と
勘違いさせちゃうのも無理はないのかもしれない。

でもこれって恋愛に例えると
どっから見てもモテないブスな子にイケメンが思わせぶりな態度を見せて
いざその子がイケメンを振り向かせようとアプローチしたり、
告白とかする段階になったら

「テメーなんか好きになるわけねーだろ!ブス!お前に近づいたのはゲームに決まってんじゃんw」

みたいに笑い者にするのと同じくらい残酷な話だと思うんだよね。
それだったら俺は最初から変な夢を見させない方が誠意があると思う。

そうやって勘違いした結果、

「話が違うじゃないか!」

と夢破れて音楽を憎みながら、恨みながら去っていった人を俺は何人も知っているし
そんな人見る度に本当に辛い気持ちになるから。

なのでだんだんとこの世界のメッキみたいのが剥がれてきて
今まで一般には知られることのなかった裏事情や現状が周知され始めている昨今は
みんなが音楽(業界)に夢を持たなくなって悲しいなと思いつつも
個人的には歓迎している動きです。

それに本当に音楽が好きなら現実がどんなに過酷であれトライするだろうしね。

ちなみにそのギタリストの方の本というのは
宮脇俊郎さんの「音楽講師の始め方と続け方」という本です。
俺も講師を始めた頃はとても参考にさせていただきましたし
今でもたまに迷ったりしたときは読み返すこともある名著だと思います。
講師や教える仕事に興味のある方は是非読んでみてください。

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