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2014.08.07 Thursday

無料の壁

わりと仕事柄プロを目指す人と多く会うので
プロになりたいとか音楽で飯を食いたいという気持ちはよくわかるんだけど
一つ抜け落ちてるな〜と思う事があって。
それは無料の壁を超えずに
いきなり音楽で人並みに仕事をしたり
金を稼ぐなんて言うのは不可能だという事。

無料の壁、
つまり無料で聴いてもらえるとか
無料で頼まれるという段階を超えないと
その先というのは絶対にない。

特に現代ならYoutubeでもなんでもいいけど
そういったツールを使って一切反応がないようなら
仮にリアルの世界でどんなに足を使ってがんばっても
ファンがついたり、仕事が頼まれるようなことはない。

さらにイヤな事を言うと最初は無料どころかむしろ有料なのが現実だと思う。
バンドならノルマを自腹切ったり、
クリエイターなら自腹で機材を揃えたり。
その他レッスンやスタジオでの練習代など考えると
相当な金額を身銭を切って払わなければいけない。

そこでやっていくなかである程度認められて
やっと無料で聴いてもらえる段階にステージが上がるんだけど
そこにすら到達出来ない人が正直過半数だと思う。
Youtubeにアップして一年経っても再生数100以下の人なんてざらにいる。

仮に無料の壁を超えても
今度は小額の壁(一応金はもらえるけど食っていくにはあまりにも少な過ぎるレベル)
があるのでそこを超えるのもまた大変。
無料の壁を超える事に諦めなかった人達の多くもそこで脱落することになる。

なので音楽で人並みに金を稼ぐっていうのはスゴく大変。

でも結局のところの音楽で飯を食うというのはその積み重ねの結果でしかないし
今プロとして仕事している人達は全員そのプロセスを踏んでいるはず。

もちろんプロを目指したり、
仕事にしたい人達を応援する気持ちはあるけど
その前段階の無料の壁というのを軽視や無視をせずに乗り越えて欲しいとなと。

仮に自分が適正があるのかわからない人は
まずは作品をネットで公開してみるのをおすすめします。

たまに社会人の人とかで

「会社辞めて音楽の世界を目指します!」

みたいな気合いの入りすぎた人とかいるんだけど
まずは無料の壁を超えてみてください、
会社辞めるのはそれからでも遅くないですよ、みたいな事はよく言ってりします。

まずはそこで自分を試して欲しいなと。
意外とネットってフェアなところがあるのでマトモなものなら
最低限のマーケティングやネット上でのマナーさえ守っていれば
案外簡単に反応が来るものだから。

あとこのエントリーは決してミュージシャンを
ただ働きさせる事を推奨しているわけではないのでそこは誤解なきよう。

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