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2016.05.07 Saturday

Giant steps


https://www.youtube.com/watch?v=2kotK9FNEYU&spfreload=10
ポピュラー音楽の歴史の中で調性の範囲で
できることの限界ラインの一つにコルトレーンの「Giant steps」がある。
あまりにもめまぐるしくキーが変わるので難曲と呼ばれているんだけど
理論的な仕組みを知ると実はなんてことがなかったりする。

この曲は3トニックシステムと呼ばれる技法(通称コルトレーンチェンジ)で出来ている。
オクターブの間を3分割して、分割したポイントをI(トニック)として
そこに対するVやII-Vを持ってきてるだけ。

ただあまりにもテンポが早いのと
キーもめまぐるしく変わるので演奏するのは結構大変だし
当時の名手と呼ばれるプレイヤーも面喰らうくらい難易度が高かったよう。
ピアノソロとか相当戸惑っているのが聴いてて伝わってくる。

ただ傾向と対策をすれば正直誰でも攻略可能だったするし
現代のミュージシャンとしては常識として身につけておきたいところだけど
コード進行のパワーがあまりにも強すぎて
どんなメロディやフレーズを持ってきても
Giant stepsの域を超えるのが難しいというのが個人的な見解かな。

音楽をマトモにやってる人なら聴いただけで
「あ、コルトレーンチェンジやってるな」
ってわかっちゃうくらいわかりやすいし
正直プレイヤーやミュージシャン同士のセッションや
レッスンや教則本の課題曲くらいでしか使い道がないのが難点。

ただ音楽理論がなければ間違いなく存在しえなかった曲であると思うし、
奇しくも同じ時期にマイルスの「Kind of Blue」が発表されて
モーダルというシステムにジャズがシフトしていったのは面白いと思う。
そういう意味で言えば音楽の歴史において非常に価値のある曲だと思います。

ちなみに余談ですがその後、コルトレーンも「impressions」でモーダルを取り入れますが
楽曲の構造が「So What?」と全く同じなのは笑える。

で、現代では調性音楽もモーダルも、
さらにブルースもミックスした
創作料理みたいな音楽もたくさんあるのでシステム的には超複雑だったりします。

さらにJ-POPの曲で厳密にはコルトレーンチェンジではないんですが
これを応用した技法が使われている楽曲があってあれには驚いたかな。

と、普段レッスンでしか話さないような(それも上級者向けの)
マニアックなこと書いてみました。
より詳しいことを知りたい方はいつでもレッスンへどうぞ。
http://kohtaro.com/wp/lesson/



PS
HPにてレッスン生の声というのを紹介しています。
ここに載せているのはこれまで受講してくれた一部の声なのですが
それでもこれまでいろんな方が通ってくれたな〜と思います。
今年に入ってしばらく更新してなかったので新たに4人の方の声を追加しました。
皆さん一年以上受講してくれています。

10代でプロを目指す将来有望なNさん、
はるばる埼玉から通ってくれているHさん、
就活で忙しいなかレッスンも頑張ってくれているRさん、
過去にS本龍一氏のラジオで自身の楽曲がオンエアされた実績のあるKさんの4人です。

ページの下4人分が今回追加した分となります。
レッスンに興味のある方は是非ご覧ください。
http://kohtaro.com/wp/lesson/student/

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