2018.06.10 Sunday
第一回Extendグループレッスン
もう先週のことになりますが
初のエクステンドのグループレッスンを行いました。
エクステンドに関してはこちらのブログを見て欲しいのですが
http://blog.kohtaro.com/?eid=279
要はレッスンのカリキュラムを終えた人向けの上級クラスです。
ずっと彼ら向けのレッスンを行いたいと思ってたのですが
やっと先週それが実現しました。
ここまで時間がかかってしまったのは色々理由があるのですが
一番は会場としてふさわしいところがなかったのが大きかったと思います。
一般の会議室だと音響面に難があったり、
キーボードなど楽器のレンタルができないのが基本だし
リハスタだと今度はホワイトボードやプロジェクターが使えない所がほとんど。
が、都内某所に音響面もOKかつ楽器のレンタル化、
しかもホワイトボードもプロジェクターも使える夢のような会場がありまして
そのおかげで今回のグループレッスンが実現できました。
それがどこかを教えてしまうと
次回以降の予約がしにくくなりそうなのでここでは控えますが
もしどこか気になる関係者の方は直接聞いてもらえればこっそり教えます。
で、今回どんな内容なのかという全員にあるお題を出しまして
それに対して参加者全員が曲作り、そしてプレゼンという形です。
今回はある楽曲から抜粋したコード進行を使って
それを元に各自制作してもらいました。
それを全ての発表が終わった後に
当日ネタバラシ&原曲のアナライズという流れです。
もちろんお題のコード進行であれば楽曲のジャンル、テンポ、キー、編成は自由。
またどの部分をイントロ、Aメロ、Bメロ、サビなどととるかも自由ですし
(もちろんそのまま使うのもアリ)
構成を入れ替えたり、例えばBを二回繰り返したり、
オリジナルのイントロやソロ、アウトロなどを追加するのもアリ。
その他、元のコード進行を壊さない範囲であれば
新たなコードを挿入する、違うコードに差し替える、
トライアド化する(もしくは4和音化する)、
ドミナントのコードをII-V化、裏コード化する、
ベースを変える、スケールチェンジする、
シンコペーション、キメのブレイク、変拍子、
一週目と二週目ではコードを変える、
新たな小節の追加、転調するなどのカスタマイズも可。
ただしお題のコード進行は全て使って制作。
それと会場の時間の関係もありますので
楽曲のサイズは5分以内というルールで行いました。
全員が同じ条件下でしかもシンプルな進行をお題としたので
どのような楽曲が集まるのか予想がつきませんでしたが
王道的なJ-POPもあればV系もアニソンも
さらに劇版系や純粋なダンスミュージックまで
それぞれの音楽性が存分に活かされた
バラエティ豊かな楽曲が集まりました。
基本的にレッスンではカリキュラム的には
全員同じことを教えていますし、
元ネタとなるコード進行も同じなのに
蓋を開けてみると見事に方向性がバラバラだったのには
参加者全員が驚いていました。
特に個人的に嬉しかったのは楽曲の内容以外にも
それぞれがちゃんと自分の楽曲について
どのような点にこだわって製作したのか、
理論的にどのようなアプローチや構造になっているのかを
ちゃんと自分の言葉で語れていたところですね。
プロとアマチュアの差というのは色々あると思うのですが
個人的に思うのはプロのクリエイターというのは
「なんとなく」や「テキトー」を許容せず
ちゃんと自分の意思を持って制作できているかどうか、
自分の言葉で語れるかどうかは非常に重要な点だと思っています。
もちろんそれぞれまだまだ音楽的には課題となるところはありますが
想像以上に堂々と自分の音楽を自分の言葉でプレゼンして
そしてそれに対しての自発的な質疑応答の現場を見ながら
これまでレッスンで間違ったことを教えてこなかったという
講師として確かな手応えを確認できました。
ちなみに女性の参加者も若干名いたのですが
最近Youtubeのアナリティクスを見て見たら
視聴者の99%が男性で女性はなんと0.5%という衝撃の結果が!
(残りの0.5%は何者なのか気になります)
一時は女性の生徒さんも増えて脱男塾化したと思っていたのですが
ここ最近確かにまた男塾寄りに傾いているのはぶっちゃけ事実です(笑)。
ただ少ないながらもちゃんと女性の生徒さんもいますよという証明と
これからもっと女性の生徒さんが増えるようにという願いも込めて
ある女性の生徒さんが準備しているところを撮影させていただきました。
(Oさん撮影感謝です。)
そして全ての楽曲の発表が終わった後に元ネタのネタバラシ。
あまりにも意外すぎる元ネタに全員の心の中で
「はぁ〜...」というため息が聞こえた気がしました(笑)。
今回主役は彼らなので自分のアナライズや総評はサクッと終えて打ち上げ会場に。
グループレッスンでの感想を言い合ったり、
それぞれの楽曲を聴かせあったり、
連絡先を交換したりする光景をお酒を片手に見ながら
ここでの交流がきっかけでコラボとかしたりとかしたら面白いかなと思いました。
元々は2、3時間程度の予定でしたが結果的には4時間以上も盛り上がったし
打ち上げ後も、何人かはある生徒さんの自宅に凸して
二次会に突入するくらい親睦も深めていたようで
自分と生徒さんだけで人間関係が完結していたという
レッスンの問題はこれで解決できたと思うし
企画して良かったと心から思いました。
間違いなく日本でトップレベルに
濃い作曲のコミュニティを形成できてるという手応えがあるので
今後も継続してこのグループレッスンは行って行きたいと思います。
参加した皆様、お疲れ様でした。
今年中にまた第二回をやりましょう。
初のエクステンドのグループレッスンを行いました。
エクステンドに関してはこちらのブログを見て欲しいのですが
http://blog.kohtaro.com/?eid=279
要はレッスンのカリキュラムを終えた人向けの上級クラスです。
ずっと彼ら向けのレッスンを行いたいと思ってたのですが
やっと先週それが実現しました。
ここまで時間がかかってしまったのは色々理由があるのですが
一番は会場としてふさわしいところがなかったのが大きかったと思います。
一般の会議室だと音響面に難があったり、
キーボードなど楽器のレンタルができないのが基本だし
リハスタだと今度はホワイトボードやプロジェクターが使えない所がほとんど。
が、都内某所に音響面もOKかつ楽器のレンタル化、
しかもホワイトボードもプロジェクターも使える夢のような会場がありまして
そのおかげで今回のグループレッスンが実現できました。
それがどこかを教えてしまうと
次回以降の予約がしにくくなりそうなのでここでは控えますが
もしどこか気になる関係者の方は直接聞いてもらえればこっそり教えます。
で、今回どんな内容なのかという全員にあるお題を出しまして
それに対して参加者全員が曲作り、そしてプレゼンという形です。
今回はある楽曲から抜粋したコード進行を使って
それを元に各自制作してもらいました。
それを全ての発表が終わった後に
当日ネタバラシ&原曲のアナライズという流れです。
もちろんお題のコード進行であれば楽曲のジャンル、テンポ、キー、編成は自由。
またどの部分をイントロ、Aメロ、Bメロ、サビなどととるかも自由ですし
(もちろんそのまま使うのもアリ)
構成を入れ替えたり、例えばBを二回繰り返したり、
オリジナルのイントロやソロ、アウトロなどを追加するのもアリ。
その他、元のコード進行を壊さない範囲であれば
新たなコードを挿入する、違うコードに差し替える、
トライアド化する(もしくは4和音化する)、
ドミナントのコードをII-V化、裏コード化する、
ベースを変える、スケールチェンジする、
シンコペーション、キメのブレイク、変拍子、
一週目と二週目ではコードを変える、
新たな小節の追加、転調するなどのカスタマイズも可。
ただしお題のコード進行は全て使って制作。
それと会場の時間の関係もありますので
楽曲のサイズは5分以内というルールで行いました。
全員が同じ条件下でしかもシンプルな進行をお題としたので
どのような楽曲が集まるのか予想がつきませんでしたが
王道的なJ-POPもあればV系もアニソンも
さらに劇版系や純粋なダンスミュージックまで
それぞれの音楽性が存分に活かされた
バラエティ豊かな楽曲が集まりました。
基本的にレッスンではカリキュラム的には
全員同じことを教えていますし、
元ネタとなるコード進行も同じなのに
蓋を開けてみると見事に方向性がバラバラだったのには
参加者全員が驚いていました。
特に個人的に嬉しかったのは楽曲の内容以外にも
それぞれがちゃんと自分の楽曲について
どのような点にこだわって製作したのか、
理論的にどのようなアプローチや構造になっているのかを
ちゃんと自分の言葉で語れていたところですね。
プロとアマチュアの差というのは色々あると思うのですが
個人的に思うのはプロのクリエイターというのは
「なんとなく」や「テキトー」を許容せず
ちゃんと自分の意思を持って制作できているかどうか、
自分の言葉で語れるかどうかは非常に重要な点だと思っています。
もちろんそれぞれまだまだ音楽的には課題となるところはありますが
想像以上に堂々と自分の音楽を自分の言葉でプレゼンして
そしてそれに対しての自発的な質疑応答の現場を見ながら
これまでレッスンで間違ったことを教えてこなかったという
講師として確かな手応えを確認できました。
ちなみに女性の参加者も若干名いたのですが
最近Youtubeのアナリティクスを見て見たら
視聴者の99%が男性で女性はなんと0.5%という衝撃の結果が!
(残りの0.5%は何者なのか気になります)
一時は女性の生徒さんも増えて脱男塾化したと思っていたのですが
ここ最近確かにまた男塾寄りに傾いているのはぶっちゃけ事実です(笑)。
ただ少ないながらもちゃんと女性の生徒さんもいますよという証明と
これからもっと女性の生徒さんが増えるようにという願いも込めて
ある女性の生徒さんが準備しているところを撮影させていただきました。
(Oさん撮影感謝です。)
そして全ての楽曲の発表が終わった後に元ネタのネタバラシ。
あまりにも意外すぎる元ネタに全員の心の中で
「はぁ〜...」というため息が聞こえた気がしました(笑)。
今回主役は彼らなので自分のアナライズや総評はサクッと終えて打ち上げ会場に。
グループレッスンでの感想を言い合ったり、
それぞれの楽曲を聴かせあったり、
連絡先を交換したりする光景をお酒を片手に見ながら
ここでの交流がきっかけでコラボとかしたりとかしたら面白いかなと思いました。
元々は2、3時間程度の予定でしたが結果的には4時間以上も盛り上がったし
打ち上げ後も、何人かはある生徒さんの自宅に凸して
二次会に突入するくらい親睦も深めていたようで
自分と生徒さんだけで人間関係が完結していたという
レッスンの問題はこれで解決できたと思うし
企画して良かったと心から思いました。
間違いなく日本でトップレベルに
濃い作曲のコミュニティを形成できてるという手応えがあるので
今後も継続してこのグループレッスンは行って行きたいと思います。
参加した皆様、お疲れ様でした。
今年中にまた第二回をやりましょう。