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2019.06.07 Friday

勝手にやればいいじゃない

自分が師匠に習ってた頃(もう10年前とかになるのか)は
レッスンではスキルだけ教えるので
勝手に成長して、
勝手に自分の音楽に活かして、
勝手にプロになってねという
ある種の放し飼いに近いスタンス
(でも技術の使い方に関しては厳密)
で習ってたんだけど
それが自分にとってちょうどいい距離感だったのをよく覚えてる。

日本の音楽のレッスン(特にクラシック)は
生徒と先生が良くも悪くもべったりしてる傾向が非常に高くて
それが昔から嫌いで今も嫌い。
なので自分が教える立場になった時も
スキルだけ教えるからはあとは勝手にどうぞという
師匠のやり方は在り方として是非引き継いでいきたいなと思って今に至っている。

でも多くの人を教えて感じるのは
いい意味で勝手にやるのが苦手な人が多い。
レッスンでスキルは学んだ。
いわゆる習作の中ではそれが使えるようにはなった。
でもそれを自分の音楽や人生にどう活かすのかという段階になるとフリーズする人が多い。

自分としては勝手にやればいいじゃないと思うんだけど
その勝手のやり方がわからないんですという層が一定数いる、
というのが実際にレッスンを始めてみて想定していなかったケースで今も課題。

そんな彼ら彼女たちは良くも悪くも真面目で良い人なんだろうなと思う。
だからこそ勝手というのが出来ない。
元々のパーソナリティなのか、
日本の教育や社会に最適化しすぎたせいなのか
原因はわからないけれどとにかく出来ない。

でも能力が低いわけではなくて言われたことはやるし、
出来なくても出来るように努力はする。
人間的にも良い人が多いし、
きっとサラリーマンや公務員なら模範的で評価の対象になるのだと思うし、
実際に会社や学校などの娑婆での生活は
それなりにみんな上手くやってきた印象がある。

ただプロのアーティストやクリエイターがこれだけだとちょっとな、
というのは個人的に感じるところ。
なぜなら基本的に勝手にやる人たちがデフォルトの世界だから。
というかじゃないと基本プロミュージシャンなんて
酔狂な世界普通わざわざ目指さないでしょ(笑)。
恋愛で言うところの良い人止まり感と言うか。
恋愛もそうだけど音楽の世界も良い人止まりの人には基本冷たい。

昔はこういう人たちは音楽は趣味で
プロなんて目指さないもんだと思ってた。
でも意外といる。

なのでなんとかしてあげたいなぁと思ってるんだけど
その一方でこればっかりは教えようがないよなとも思ってる。
一応その人にとってヒントにあるような音楽や芸術、本などを紹介したり、
グループレッスンなどの実践や出会いの機会は作ってるけど
それ以上に関してはその人の人間性や音楽性に踏み込むこととなるのであまり気が進まないし、
仮に本人の望む結果が出たとしても洗脳になってしまうんじゃないかという危惧がある。

勝手にやるのも実はなかなか難しい。

14:55 | voice | - | -

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