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2015.11.04 Wednesday

不問律

和声課題ができるページという事で下のサイトがTLで流れてきた。
https://www.senzoku-online.jp/wasei/

まだ試してみてないけどこういったツールで出来るのは
せいぜい禁則のチェックくらいでこれで課題を解いたからといって
本当の意味で和声はできるようにはならないと思う。
仮に禁則がなくても和音の響きが空虚だから、
ソプラノやバスの動きが美しくないからといった理由で
NGになってしまうことが少なくない。

ぶっちゃけただ禁則に引っかからないだけなら誰でもできると思う。
でもそこに+クラシックの様式的な意味での美しさも求められるから和声は難しい。
しかもそれは本には載っていない不問律だったりするから
こればっかりは優秀な先生につかないと習得できないと思うのが個人的な考え。
で、しかもそれは厄介なことに言語化するのが
非常に困難なのでそもそも本とかに書きようがない。
こういう部分が独学で作曲を学ぼうとする人の大きな壁の一つなのかなと。

なので個人的にはこんなサイトでちまちま課題解いてないで
優秀な先生にさっさと習いに行きやがれ、と思うわけだけれども。

でもこんな言語化が困難な不問律は
別にクラシックに限った話ではなくてありとあらゆるジャンルに存在する。
例えばロックでも最高のロックを聴いた時に個人的には思わず音に勃起する感覚がするんだけど(笑)
これって歪んだギターに激しいビートさえ乗れば表現できるとかそんな類でもない。
同じコード進行、同じ楽器編成でもビンビンになるロックもあれば、
逆に明らかに勃たないロックもあるわけです。
もちろん両者を分かつ原因には個人の好みというも大きいけれど、
同時にロックの不問律が抑えられているかどうかも大きいと思っていて。
それを掴むことができる人がいわゆるセンスのいい人です。

だからクラシックの作曲の勉強するようになって
想像以上にセンスの領域が多いのにはビックリした。
音楽理論は一応学問の枠組みに入るみたいだけど、
でも個人的には技術という言葉の方が適切だと思う。
学者よりも職人の世界の領域というか。
こういう領域をコンピューターが担うのはまだまだ時間がかかりそうな気がします。
ま、そんな時代が来るのも楽しみではあるけれど。

19:29 | voice | - | -
2015.10.23 Friday

芸を磨く事

改めて思うけど芸を磨く事と職業訓練や資格取得のための勉強は似て非なるものだなと。
もちろん芸を磨いていった結果、
仕事につながればラッキーだけど
日々の練習や音楽のレッスンを
職業訓練や資格取得と同じようなノリで取り組むのは危険だと思う。
そもそも芸を磨く事=金を稼ぐためのスキルではない。
結構この辺りを勘違いしているプロ志望の人は多い。

これまではたまたま芸を磨いていったら仕事にもなっちゃった、
みたいな音楽家にとってラッキーな現象が成立していたけれど、
これからプロとしてやっていくのであれば
芸を磨く事と金を稼ぐためのスキル、
この水と油のような2つの能力を同時にこなせるようにならないと厳しいのかなぁと。

もちろん芸を磨く道から降りて金を稼ぐ事に特化しているプロもいると思うけどね。
逆に畑を耕しながら芸を磨くという道もアリだと思う。

03:10 | voice | - | -
2015.09.05 Saturday

これくらいしか出来ることがないもの

確か先月くらいにホリエモンが生産性が低い人が働くことで
結果的に社会全体の富が減って〜と言ったような発言を
twitterでした事で炎上しました。
ちなみにこの件に関してはこのページが詳しいです。
http://yasuyukiarakawa.hatenablog.com/entry/2015/08/24/100929

その発言の是非は置いておいてこの一件で思ったのは
俺も音楽をやっていなかったら
間違いなく仕事をしない方が社会にとって有益な
生産性の低い側の人間に属していたんだろうなという事です。

プロになるまで音楽とは無関係な仕事をこれまで当然やってきました。
が、何一つデキる人側の方にいた事がありません。
常に職場で足を引っ張っていたし、迷惑をかけていた。
今思うとよくそれで金もらってたなと思います。

音楽くらいですね。
自分のやりたい事と仕事としての適正がわりと一致していたのは。

なのでたまたま音楽に向いていて、
音楽で仕事をする事が一応は出来て自分はラッキーだったなぁと思いますし
多分プロになるような人って音楽をとってしまったら
比喩表現でも何でもなくて文字通り生きていく事すら困難な人が多いはずです。

よく才能というとギフトと呼ばれることもあるように
神様からのプレゼントといったイメージが世間にはあるように思うし、
自分もかつてはそのように思っていたのですが
案外そうではなくて「これくらいしか出来ることがないもの」の方が
ニュアンスとしては近いように最近は思います。

なので神様に選ばれたデキる人やエリートがプロになるというよりも
音楽くらいしか出来ることがない、
ある意味人として欠けている人、偏っている人たちがプロになって、
そんな人たちの受け皿や居場所として
音楽の仕事が社会の中に存在しているのかなと思います。
なのでそういう意味でも音楽には感謝してます。
絶対他の世界じゃ俺生きられないですから。

と、いいつつもプロミュージシャンの中には
音楽以外にも才能を発揮するデキる人も少なくなくて
そういう人は個人的に非常に羨ましいのですが(笑)。

PS
久々にレッスン生の声を更新しました。
先日卒業した現役作家の方の声です。
http://kohtaro.com/wp/lesson/student/

23:52 | voice | - | -
2015.07.28 Tuesday

年をとるという事

30代になって一番の変化は
物事を長期的、俯瞰して見る事と
待つ事が得意になった事かな。

昔は「20何歳までプロになれなかったら俺は死ぬ!」
くらい毎日焦っていたし、毎日必死だった。
で、気持ちばかりが先走っていつも空回りや遠回りばかり。
上手くいった事なんてほとんどなかったと思う。

今はわりとニュートラルに物事を見る事ができるようになったので
今は負けても後で取り返せばいいやって感じだし、
トータルで見てあらゆる事のリターンが大きくなったと思う。
例えば実際に作曲の勉強していても今の方が全然学習効率高い。
よく年をとると頭に物が入らなくなると言われるけど
その気配がないどころか年々高まっているような気さえします。

何もなかったどころからマイナスからのスタートだった
ガキの頃から成長や進化ができたのかもしれないけれど
同時にあの頃にあった必死さが今は消えちゃったなぁというのも確かで。
多分今の自分にとってはむしろ邪魔な感覚な気さえするけど
懐かしさのような、寂しさのような、
何か落し物をしてまったような、
でもあの頃には決して戻りたいわけではないという
何とも形容しがたい感情があるのも確かで。

というのを最近レッスンの若者と話していて思ったのでした。
これが年をとるという事なんでしょうかね(笑)。

20:45 | voice | - | -
2015.07.01 Wednesday

最近の悩み

俺のレッスンではプロを目指す人もわりといるのですが
最近そのあたりで悩んだりします。

例えば既にバリバリ音楽活動や音楽の仕事をしているような人、
才能が溢れていてプロにならなかったら音楽業界の損失となるような人は
是非そのままがんばってもらいたいのですが
(実際に結構います)
これまでほとんど音楽活動の経験や実績もないのに
なぜか音楽の世界で一発逆転を狙おうとするギャンブラーな人や、
これ以上会社や社会の歯車になるのは嫌なので
なぜかプロミュージシャンを目指そうとする現実逃避型の人に関しては

「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん!」

と言いたくなるわけです(笑)。

多分講師の仕事をやってる人ならば誰しもが悩む問題だと思います。

そんな彼らと接するうちに
俺も10代の頃プロになるかどうかで親と超もめた時期を思い出しました。
当時は自分の夢をあの手この手で諦めさせようとする親が
ウザくてウザくて仕方がなかったのですが
今思えばうちの親の感覚はマトモだったと思います。

俺の場合は幸いにも一応音楽で仕事ができてるけど
確率論からすると途中で脱落する可能性の方が遥かに高いわけだし、
普通はそんな何の保証もないような仕事や業界へ行きたがる子供を
手放しで応援する親はいません。

だって水商売の世界に行くのとたいして変わらないわけだから。

「歌舞伎町でナンバーワンのホストを目指します」という子供に対して
「よく言った!頑張ってきなさい!」なんて普通は言わないでしょ。

そう考えるとよく納得してくれたな〜と思います。
ま、諦めたという言葉の方が適切なんだろうな(笑)。

もちろん彼らの人生なので彼らがどんな道を目指そうと
親でも兄弟でもない俺がどうこう口出しする権利はないのですが
新卒の内定をもらっているけれども
音楽一本でやっていきたいので蹴りますという無謀な人に対して
「ロックだねぇ!」とか
「人生一度きり!いつやるか?今でしょ!」
と口当たりのいい言葉で無責任に煽るだけの
若者応援おじさんになるのも講師としてどうかと思ってしまうわけです。

なのでそんな人たちに関しては無理とか諦めろとは言いませんが
音楽の世界で収入を得ることが
どれだけ難しい事なのかといった現実的な話をしたり、
前にもブログで書きましたが
まずは無料の壁を超えてみてください、
会社辞めるのはそれからでも遅くないですよ、
みたいな話はよくしています。

それらの話を聞いた上でそれでもやりますという人たちに関しては
大人として止めないというスタンスでいます。
才能があるかどうか、成功するかどうかなんて
結局はやってみないとわからないのも事実ですからね。

当時はわかりませんでしたが年をとってみると
不思議と親の気持ちってわかるんもんだなぁと実感する今日この頃です。

23:52 | voice | - | -
2015.06.23 Tuesday

音楽には金がかかる

これは昔から思っていたことなのですが
プロのミュージシャンになりたいわりに全然音楽に金をかけない人が多い。

だいたいみんなお金がないと口を揃えて言い訳するわけですが
そう言うわりには服買ったり、飲み会行ったり、
飯食いに行ったり、旅行行ったり、タバコ吸ったり、
ゲームに課金したり、ギャンブルしたり、
風俗やキャバクラに行く金はあるわけです。

なのでそれらに使っているお金を音楽にまわせばいいじゃない、
みたいに言うと

「鬼!悪魔!」
「私の生きがいを奪うんですか?」

みたいな反応をされることが多いわけですが
そんなにキツイ事言ってるかな。

逆に音楽にお金を使うことに断腸の思いがするくらいの辛さを感じるのなら
正直たいして音楽好きではないんじゃないかって思ってしまう。
特に趣味や遊びではなくてプロを目指すのなら余計に。

俺もそうだけど多くのプロミュージシャンが
機材や楽器、理論書、教材、スコア、CDに対してお金をかけて集めている。
もちろん仕事をする上で必要だからその投資として買うわけだけど
それ以上に音楽にお金を使う事をみんな楽しんでいると思う。
口では音楽はホント金かかるよな〜とは言いつつも。

中には音楽をやることよりも機材を集める方に夢中になりすぎて
手段と目的が入れ替わっているコレクター化してる人もいるけど
全く音楽にお金をかけないよりは全然マシ。

そういう俺も10代の頃は機材なんてスタジオ行けばあるんだから
それよりも服とか趣味に金かけたいなんてケチっていた時期はあったので
わからなくもないんだけどね。

なので音楽にどこまでお金を使えるかというのは
音楽への情熱、プロへの適性を図る一つの目安になると思う次第です。
だって好きな事にお金使うのって単純に楽しくない?

11:01 | voice | - | -
2015.03.24 Tuesday

音楽を学ぶということ

たまにレッスンの問い合わせや
体験レッスンなどでやりとりして感じることでもあるのだけど
音楽を学ぶことをイージーなものとして捉えているのではないか、と感じる時があります。

プロ志向の人に意外に多いのだけど
受験勉強や資格取得に挑戦するのとノリがあまり変わらない人が少なくないというか。

確かに一年そこそこ努力すれば希望する学校に合格したり、
希望する資格を取得することも
現実的に考えて十分可能な話ではあると思う。

でも音楽、特に作曲の場合はそうはいかない。
一年そこそこ努力してモノになるほど甘いものじゃないし
あくまでスキル的な話に限定すると
まったくの未経験者がたった一年でプロの作曲家レベルになるなんて不可能です。

参考までにクラシックの作曲のための
エクリチュール(和声、対位法、管弦楽法などなど)は
習得するのに5、6年はかかると言われています。

そのエクリチュール(特に和声)から
ポピュラー音楽の現場でも機能するように
最適化、シンプル化、カスタマイズされたバークリーメソッドは
(日本でのジャズ理論やポピュラー理論はだいたいこれを指すと思います)
比較的習得が容易とはいえ普通は3年、早い人でも2年はかかります。

ちなみに上記で到達できるレベルというのは
プロとしての最低ラインの話であり
音楽的にさらに上を目指すのならより多くの時間と労力を必要とするし
むしろその最低ラインのスキルにすら辿り着けない人が大多数なのが現実だと思う。

リアルのレッスンや使える音楽理論の動画でも
理論の面白さをわかりやすく伝えているつもりだけど
元来音楽や作曲というのは難しいものなのです。

実際に俺のレッスンでもプロやそれに準ずる人、
世間で言うところの高学歴であったり、
知的高度な仕事(例えばお医者さんとか)に就いている人もいるけど
そんな彼らも時には頭から煙を出しながら、
大の大人がうんうん唸りながらレッスンを受講している日もあります。

なので一年程度音楽や作曲を学んで思うような成果を得られなかったとしても
それはある意味当然の話であり恥でもなんでもありません。

逆を言うと一年そこそこ努力した程度で頑張りが報われなかったからもう辞めます、
という人はちょっと甘いというか、
もっと厳しい言葉を使うのなら音楽を舐めすぎだと思う。

なので趣味やお遊びではなくもし音楽を本気で学びたいのであれば
脅かすつもりはありませんが
決してお手軽で簡単なものではないことをわかって欲しいというのが本音です。

でもだからこそ音楽や作曲は面白いのだと思うし、やる価値があるのだと思う。

それをわかった上で挑戦する覚悟を決めた人を俺は応援したいし、
そんな人たちが集う場としてのレッスンで在りたいと思っています。

PS
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またキャンペーン終了後の2015/4/1よりレッスン料金が値上がりします。
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詳細はこちら。
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18:46 | voice | - | -
2015.03.05 Thursday

久々に20歳の頃の音源を聴いてみた

20歳の頃に専門学校時代の同級生だった友人のヴォーカリストの
アレンジャー兼ギタリストみたいなことやっていた時期があって
久々にその頃の音源を聴いてみた。

基本的に自分の過去の曲を聴くとダメな面ばかりが耳について
拷問されたような気分になって怖くて聴けない曲もあるくらいなんだけど
もうそんなの通り越して懐かしさのあまり大爆笑した(笑)。

当時は理論の知識も音作りの技術も機材も未熟を通り越してカスレベルで
コンピューターはMacG4の400で
プラグインや音源はCUBASE(当時はVST5)やReasonの付属や
今はもうディスコンでオワコンになっちゃったものやフリー中心、
ミキサーはベリンガー、マイクは58、
ギターはPOD 2.0と少々のコンパクトやマルチエフェクターでっていう
今思えばよくもまあこんな環境で音楽作れたな〜ってくらい酷かった。
なのでこの頃を考えると今からDAWやる人羨ましいです。

もう完成度的には恥ずかしくて絶対にネット上で晒せられないし
曲的にもモロにオアシスやピストルズみたいだけど
センスの欠片のようなものは我ながら感じるし
何よりその時なりに一生懸命音楽やってたのは曲を聴いて伝わってくる。
ちなみに余談ですが今使える音楽理論でBGMに使ってる曲も
彼とは別口だけど同時期に作ったもの中心だったりします。
なので未熟ながら当時からだいたい今の自分の基本スタイルはある程度確立してたと思う。

当時は彼が原曲持ってきたり、
俺がギター弾いて彼がアドリブで歌って
それを元にうちで一緒に作業しながら曲にしていた。
彼は結構天才タイプでどんなスタイルの音楽にもすぐに即興でメロディ付けたり、
レコーディングに対応できる人だったから
基本チームが嫌いな俺でも彼との作業は刺激的で楽しかった。

その後、彼が諸々の事情で実家に帰ったりして疎遠になり
今ではもう全く連絡とってない。
FBでそれらしい人見つけて友達申請したけど承認してくれないし(笑)。
でもこういった形で音楽として残っていてよかったなぁと思った。

もし気になる方はうちに来た時にでも聴いてみてください。
多分大爆笑すると思う(笑)。

PS1
以前メルマガ(現在休止中)で公開していたミックスのPDFを加筆修正して
DAWミックスのド・基本ということでコラムのページで公開しました。
ちょいちょい画像も挟んだので前よりもわかりやすいと思います。
面白かったらシェアお願いします!
http://kohtaro.com/wp/lesson/column/dawmix/

PS2
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11:20 | voice | - | -
2014.12.11 Thursday

人の意見について

よく人の意見を聞くことは大事なことであると言われる。

個人的にもそれは一応同意はできるんだけど
スキル的なところや専門的な領域に関しては
正直専門家や結果出している人以外の意見は聞くに値しない場合がほとんどだと思う。
専門家以外が語るスキル的な話って
素人童貞やAVソムリエが語る女の感じさせ方と同じくらい的外れなことがほとんどだから。

若い頃はろくに楽器も弾けない、曲も書けない、音楽の知識もない、
でも口だけは達者な人たちのおせっかいなアドバイスや
小姑的なダメ出しに振り回されたこともあった。
うるせぇバカと思いつつも心のどこかでは
人の意見には従わなきゃいけないのかなという葛藤もあって。
でもある時期から専門家以外の意見は全部無視することに決めた。

こう見えて元々は謙虚な日本人体質だから
その決断には勇気がいったけど結果よかったと思う。
幸いにも尊敬する師匠や専門家の人たちの意見やアドバイスは的確で説得力があったし
一人で試行錯誤してたり、周りに振り回されてた頃と比較すると
雲泥の差と言ってもいいくらい上達のペースも上がった。
それに何より専門家以外の意見やアドバイスを無視する事で
上手くいかない原因を人のせいにすることがなくなったのが一番よかった。

恥ずかしながら人の意見をニュートラルに聞けるようになったのはプロになってから。
それまでは何が、誰が正しくて正しくないのか判断出来なかった。
むしろプロレベルにないのに人の意見を正しく判断出来る人なんて滅多にいないと思う。
なのでそのレベルになるまでは
専門家や結果出している人、尊敬している人以外の意見は耳を貸さず
成長する事だけにコミットする極端な時期はあっても俺はいいと思う。

それに口だけは達者なおせっかい系の人はだいたいの場合、
CD1000枚持ってる、ライブ週一回行ってる、絶対音感がある、
ピアノ10年やってた、学生時代音楽系の部活やサークルをやってた、
バンドでプロを目指した時期がある程度の域を出ない場合がほとんど。

この人たちの語るスキルと専門家の語るスキル、どちらが信用に値するのか、考えるまでもない。

確かにお客さんの意見を聞くのは顧客満足度という意味では大事かもしれないけど
スキルなど専門性が要求される領域に関しては聞く相手を慎重に選ぶべき。

特にネット時代になってリアルのコミュニティ以外からも
口出しされやすい環境になった昨今だからこそ
誰の意見を聞くべきか、よく考えた方がいいと思う。

19:03 | voice | - | -
2014.11.22 Saturday

才能

最近思うのは才能というのは資産のようなもので
人それぞれ生まれた時点で絶対的な格差が存在するのは事実だと思う。
でもどんな金持ちも貧乏人も何もしなければ
生きるだけで資産は減る一方なので
増やすなり維持するなりの努力が必ず必要になる。
才能も同じで何もしなければ減ることはあっても増えることは絶対にない。

若い頃はスタートした時点での差が大きいが
ある年齢になるとそれまで積み重ねてきた事の方が影響力が強いことを
この歳になって実感、痛感することが増えてきた。
1stアルバムは最高なのに後は全部クソみたいなミュージシャンは
元々持っている才能だけに依存して増やす事に失敗した典型例だと思う。

もちろん努力すれば報われるとか、
結果が出せるなんてそんなお花畑な事を言うつもりはない。
この世界では評価をするのは自分ではなく常に他者だし、
人生は外的要因や偶然に左右されることがあまりにも多すぎる。
仮に資産を増やすにしても元々多くのものを与えられた人の方が有利に決まっているし、
積み重ねる事を避けて生きてきた人が
ちょっとがんばったくらいで結果を出せるのなら誰も苦労しない。

結局自分の力でコントロールできるのは元々持っているものを増やす事と守る事、
そしてこの身も蓋もない事実に対して
どのような態度でどう向き合うか、関わるのかくらいなんだと思う。
でも格差や不条理だらけのこの世界でここだけは万人に共通している法則なのは面白いと思う。

07:33 | voice | - | -

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